真祖混沌の血統
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/27 09:39 UTC 版)
「BLACK BLOOD BROTHERS」の記事における「真祖混沌の血統」の解説
北の黒姫 始祖「真祖混沌」の直系にして龍王セイの(血統としての)姉。外見は美しくも幼い少女だが、現存する最も古い吸血鬼の一人。シベリア奥地の「北の聖域」に篭り、その地を守護している。長い年月を聖域の中で過ごすなかで精神を周囲の自然と同化させており、言葉を話すこともないが、感情が無い訳ではない。アリスとは旧友であり、香港聖戦の終結直後、傷だらけでこの地を頼ったジローを受け入れ、10年に渡って彼とコタロウを匿い続けた。 特区インパクト後、混血化の術を求めるケインの嘆願を受け、彼の覚悟や「賢者イヴ」の危機的状況を汲んで、禁術に手を貸す事を承知の上で自らの血を提供した。 クロウ 声 - 高瀬右光 1000年に近い時を生きる古血。北の黒姫によって転化した「真祖混沌」の三世で、黒姫と共に聖域を守護している。一見粗野で軽薄に見えるが仕草や物腰に気品がある、外見年齢不詳の日本人。剣術の達人で、長い時を生きた吸血鬼としてジローの師となり、聖域に暮らす間彼を鍛えた。アリスやカーサとも面識がある。 転化前は国中にその名を知られた戦の名将だったと語っており、アニメDVD一巻のオーディオコメンタリーでは原作者・あざの耕平が実在の人物をモデルにしていると発言している。 西の虎仙 「真祖混沌」の直系である古血で、4人の直系の中では最も格上の存在。40代半ばの中年の外見で、性格は飄々とした老人の様。真祖混沌の命を受け、暴走する賢者の血を抑えるためにジローに協力する。 南の朱姫(みなみのあけひめ) 始祖「真祖混沌」の直系。長い黒髪と褐色の肌を持つ、20代前半の外見をした妖艶な女性。術の技法は拙いが、純粋な力の活用においては「真祖」の血統の中でも随一とされ、その力は焼け野原を瞬く間に密林に戻すほど強大である。普段はベトナムの密林の奥地に暮らしている。吸血鬼としては珍しく、数千年も生きても子供のような純粋な情感を持っており、自然と戯れる自由な日々を送っていたが、庇護下にあった人間の部族がベトナム戦争でほぼ全滅して以来世界の出来事に目を向けるようになり、現在は「狼王ガルー」の血族と交流がある模様。シンガポールにいるミミコの元にケリーと共に訪問するが、始祖であるアダムとの戦いには協力を拒否する。その後、ミミコが特区へ帰還することを決意すると、縮地の法を用いて5300キロもの距離を瞬時に繋いでミミコを送り出した。
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