真神流
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/11/14 23:14 UTC 版)
早坂暁 主人公。真神本流の家に生まれたが、母親の胎内で身ごもっている間に、父親の晃紀が中国に旅立っていったので父親との面識はない。独学で真神流を学び、中伝の半ばまでに達したが、成長をするためには独学では不可能と判断。成果を判断してくれる人を探すために各武術道場を訪れたが、あまりにも低レベルだったので稽古の見学中に寝てしまい、それがトラブルとなってやむなく道場破りをする羽目になっていた。 格闘家としては小柄、見た目は至って普通の高校生。本人としては真面目に修行を頼んでいたのだが、相手が凡人であったためバカにされているととられて、道場破りされた側から「とぼけたガキ」と見られていた。 藤堂との対戦や、真和会のトーナメントで宇童の知己を得たことから、神武館で練習を見てもらうことなる。その後、最強トーナメントに参加する。 修得が極めて難しい真神流を、独学にも関わらず中伝半ばまで修得。二回戦の稱派戦では真空宇を破られるが、破った課程を把握し、破るのに使った技を即座に覚えて相手にやり返し、反撃できない状態で気撃で仕留める。なによりも1日にも満たない時間で真神最終技を修得するなど、天才的なまでに学習能力が高い。 羽柴優紀 トーナメント決勝戦の相手。本名は真神優紀。暁の実兄であるが、暁が生まれる前に父親と一緒に中国へ旅立ったので存在を知らず、優紀も暁の存在を知らなかった。 真神流の継承者である父親と決戦して殺したほどの達人であり、他とは一線を画する強さを持つ。トーナメントでも、それぞれの対戦相手、宇童でさえも一蹴して決勝戦まで勝ち上がる。ただし、その気になればいくらでも穏便に決着がつけられたのにも関わらず、2回戦では本城の右手首を真空宇で切り落とし、準決勝では宇童を最終技で殺害するなど残忍さが際だっていた。 敵に対する憎しみによって勝利すると弟に説くが、最終的には人を信じた弟によって敗北。彼の抱いた「憎しみ」というのは、敗北への恐怖の裏返しであり、決勝戦後も生き残るが敗北したという現実に耐えられなくて精神が崩壊してしまった。 真神晃紀 故人。真神流の継承者で暁と優紀の父親。真神流としての高みを目指すべく、優紀と共に中国へと武者修行に旅立つが、中国武術界の絶え間ない襲撃によって心の安定を失い、高みを目指すという目的から身を守る、相手を倒す方法へと道を踏み外してしまった。最終的には優紀との決闘に及び敗北、殺されてしまう。父親の影響で優紀はただ、人を殺すための真神を実戦するようになっていった。
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