真梨子側
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 03:19 UTC 版)
真梨子・グラッチアス(まりこ・ぐらっちあす) 義一の元妻。義一との間にマリ、カオルらを複数の子供を産むも島外へ逃亡。再び島に戻り、義理の母であるおとき婆さんの復活を手伝う。その後、滅びの子をめぐって義一と対立する。背格好としては、島に来た頃は、他の一般人と変わらない服装をしていたが、義一と対立して家族が二分した後は、修道女のような出で立ちとなっている。 正体は菊池島のキリスト教が異様な変容を遂げたことを知ったバチカンが、調査のために送り込んだ異端審問官。しかし、バチカンの意に反して義一と結婚。その理由は、サンタマリアの顕現を目撃したことで、滅びの子を産めば悪魔の存在が証明されると同時に神の存在の証明にもなると考えたためだった。 自身も魔石によって変異しており、感情が高ぶると一つ目になる。また、おとき婆さんに勝るとも劣らない魔術の使い手でもあり、魔術対決ではおとき婆さんとほぼ互角の戦いを見せている。 滅びの子を誤って殺してしまって以降は、対立していた義一やカオルらと半ばなりゆきで和解。以後は行動を共にするようになる。 東山との対峙の際は、筋肉を増強し、巨漢となった隙を付いて悪魔との契約の際に付く独特の印にそれを無効化させる効力のある針を指し、勝利へと導く活躍を見せる。 アンナ 声 - 逢来りん 義一の次女でカンナとは双子の姉妹。フクロウのマスクと蓑を身に着け、武器として背丈ほどもある大鎌を持っている。カンナと違い整った顔をしている。母親である真梨子の側についており、義一とは対立している。ハナクロに唆されたカンナと共謀して高久を一時は殺したものの、暴走したカオルに踏み潰されて死亡した。滅びの子が殺害された影響により、アンナもゾンビとして蘇生している。 カンナ 声 - 成田花奏 義一の次女でアンナとは双子の姉妹。アンナと同じくフクロウのマスクと蓑を身に着け、大鎌を持っている。語尾に「ピーヨ」「○ーヨ」とつけてしゃべる癖がある。一人称もピーヨ。男嫌いであるらしく男の匂いに敏感でよく「クサいピーヨ」と口にする。また、後述の精神が崩壊した際は、「ピョーホホホホ」と特徴的な笑い声を出している。生まれつき口が縦に裂け、額に鼻がついている奇形児だが、普通に会話はできる。 自身の容貌に強いコンプレックスを抱いているようであり、滅びの子が生まれた後の浄化された世界では、醜い顔の自分は真梨子に捨てられると思っている。憂鬱さと苛立ちを覚え始めている所に心の隙を付いたハナクロに高久を殺せば真梨子に捨てられずにすむと唆され高久を殺すことを決意。しかし、アンナと共謀して殺す事には成功するものの、間接的にではあるがアンナを死に追いやってしまう結果を招いてしまい、強い責任を感じている。また、その事を高久のせいにして自身を必死に正当化しようとしていたが、サトルに本心を読み取られてしまい、精神が崩壊した。以降はサトルが面倒を見る様子が度々登場している。
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