菊池島
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 03:19 UTC 版)
現在 本作の舞台となっている離島。Web検索や地図アプリに表示されない。現在は電気も通っておらず完全に外界から隔離されている。放射性廃棄物などを始めとした「捨ててはいけないものを捨てられる島」になっている。その中には産業廃棄物などのゴミだけでなく、政府や企業によって危険視されたり、ヤクザに売られた不要な人間も含まれる。江戸時代に弾圧されていた隠れキリシタンが海を渡り本土から逃れた島ではないかと飯野が推測している(第3惨劇)。都市伝説では宣教師を失った隠れキリシタンによってキリスト教の教えは独自に変質しており、神に生贄を捧げ人肉を食べ生き血を飲む者がいたとも同時に語っている。事実、鬼畜一家は本土から訪れた人間を「贄」と呼び、殺したあとの血肉を食事や風呂に利用している。 魔石発掘前 漁業を生業として生計を立てており、漁協に加入し本土とのつながりもあって近代化していた。田舎特有の閉鎖感はあるものの排他的ではなく、のどかな島だった。菊池島が狂うきっかけとなったのがカオルが同級生に重症を負わせた事件である。鬼畜一家を糾弾するために一家の元に押しかけた島民は彼らの家にあったおびただしい数の死骸と魔術的儀式の形跡を発見する。真相を問いただすために一家を拷問するとそこにサンタマリアが顕現する。直後に義一の予言が的中すると、島民は義一が信仰する神の恩恵に与ろうと義一を崇拝する様になる。その後、菊池島を廃棄物処理場にすることと引き換えに莫大な金が島にもたらされるが、島に廃棄された放射性廃棄物の影響で近海で水揚げされる魚に奇形が見られるようになったり体調を崩す島民が現れるようになる。そのことに不満を抱いた島民を口車に乗せて魔石の発掘にこぎつける。 魔石発掘後 魔石の力によって超人となった鬼畜一家は菊池島の島民や動物を使って魔石の効果を実験していた。その結果として巨大な動物や怪物化した人間が生まれる。この時期の様子は鬼畜一家の過去と、現在の一家の様相に至るまでの経緯を描いた『臓物島』で見ることが出来る。
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