犯人たちの動機と言動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 04:16 UTC 版)
「スマイリーキクチ中傷被害事件」の記事における「犯人たちの動機と言動」の解説
中傷犯たちは、取り調べの当初いずれも容疑を否認していたが、警察から契約しているプロバイダ名、投稿時刻、コメント内容などの証拠を突きつけられたことで、犯人の大半がようやく容疑を認めた。しかし、数名は辻褄が合わなくなるまで友人や同僚・知人のせいにするなどして容疑を免れようとした。 噂を信じていなかったが面白半分で中傷コメントを書いた1人を除き、犯人のほとんどはネット上で流布されていた殺人事件関与説を信じていた(前述の北芝の本を根拠としていたのは8人)。また、後に名誉毀損容疑で書類送検されることとなった犯人の一部は、キクチを中傷するだけに飽き足らず、殺人事件そのものを面白おかしく書き立て、被害者やその遺族までをも侮辱する書き込みを投稿してい。警察は彼らに対し「キクチ氏と殺人事件は無関係で、ネット上のキクチ犯人説は事実無根」と知らせた上で、「キクチ氏と殺人事件は無関係」とする北芝の事務所と河出書房からの回答も見せた引用エラー: タグに対応する タグが不足しています。ある犯人は「言論の自由」を主張したが、刑事たちから「表現の自由なら自分の名前が書かれてもよいのか」と問いただされると、「キクチは芸能人だから書かれてもよいが、自分は一般人で将来もあるから嫌だ」と発言した。 キクチは中傷犯への取り調べの様子を担当刑事から聞かされる中で、犯人たちが「『情報の仕分け』・『考える力』・『情報発信者を疑う能力』の3つが欠如している」、「他人の言葉に責任を押し付ける」、「自分の言葉には責任を持たない」などの共通点があるという印象を受けた。なお、警察から取り調べを受ける中で、何人かが自分の中傷や脅迫を反省してキクチへの謝罪を申し出ていたため、キクチも当初は犯人たちの謝罪を受け入れるつもりでいたが、謝罪の手紙やメールなども含めて実際にキクチや太田プロと連絡をしてきた犯人は一人もおらず、キクチは徐々に「結局は刑罰を逃れるためにその場しのぎでこしらえた口先だけの謝罪だったのではないか」と猜疑心を強めていった。後に、検察の決定が下される数ヶ月前になって、後述の担当検事を通じて改めて謝罪の申し出があった際にも、「自分は謝罪しても構わない」・「自分が忙しくないときに謝罪できるよう会える日時をキクチが調整してほしい」などの発言から真に反省しているかが信用できなかったため、キクチは本心でなければ拒絶する意思を明確にした上で「会いに行く時間は中傷犯自身で調整した上で自分と直接ではなく事務所と一旦話をつける」という条件で一旦は犯人たちの申し出に応じたものの、結局不起訴が正式に決定するまで約束通りに謝罪した犯人は最後まで現れず、それ以降も犯人たちから連絡が来ることはなかった。
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