特等添乗員α
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 07:11 UTC 版)
「Qシリーズ (小説)」の記事における「特等添乗員α」の解説
若きエリート官僚の壱条那沖は、厚労省食品安全部にて犯罪の検挙に失敗し、観光庁へ異動となった。 観光庁の業務で添乗員派遣会社「クオンタム」の視察の際、とんでもなくドジで物を知らない21歳のニート、浅倉絢奈と出会う。彼女は入社試験のためにクオンタムを訪ねていたのだが、当然ながら落とされてしまう。ヤケ酒を食らっていたバーで、絢奈は壱条と再会した。壱条は絢奈に秘めたる才能があると気づく。それは、彼の家庭教師兼運転手の老紳士、能登厦人がほのめかした「ラテラル・シンキング(水平思考)」という思考法だった。壱条の図らいで能登から教育を受けた絢奈は、クオンタムへの入社を果たし、添乗員資格を取得するに至る。人気の添乗員となった絢奈であるが、ツアー見出しの“人気添乗員”の後ろに付ける添乗員個人を示すアルファベットが残っていなく、ワンランク上の添乗員であると示すよう、“特等添乗員α”と広告されるのであった。
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特等添乗員α(登場人物)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 07:11 UTC 版)
「Qシリーズ (小説)」の記事における「特等添乗員α(登場人物)」の解説
浅倉 絢奈(あさくら あやな) Qシリーズの姉妹篇である『特等添乗員αの難事件』の主人公。先立って『万能鑑定士Qの推理劇』1巻に登場。 22歳(莉子の1歳下)。華奢だが背丈は莉子と同じくらいの美女。明るく染めたショートヘアにはリバースカールがかかり、ばっちり見開いた瞳と、通った鼻筋にアヒル口という容姿の持ち主。一見すると10代の少女と見間違う程の童顔。 旅行会社「クオンタム」の人気添乗員で、呼び物としたい同社社長から「特等添乗員α」と命名される。ドーヴァー港において、ある誤解から足止めを受けていた莉子を救い、その後再会したことから知己になる。壱条に見出され、能登から修得した、莉子とは対になる「ラテラル・シンキング」という思考法を使いこなす。莉子と同じく学生時代は万年最下位の成績の持ち主だったが、こちらは更に最終学歴が中卒となっており、就職前までは引きこもりがちな生活を送っていた。性格は明るく、多人数を引率する仕事柄声が大きい。 国際的に評価され、表彰もされている優秀なCAである姉、乃愛を誇りに思い慕う一方、姉や両親からは不肖の妹として邪険な扱いを受けるという複雑な家庭環境にあったが、壱条が激怒して一喝したこと、水平思考によって姉の窮地を救ったことなどから、関係が修復されつつある。 αシリーズ及び『万能鑑定士Qの推理劇』2巻以降では、莉子とは気の置けない友人となっており、事態解決に向けてのアドバイスや協力も行なっている。 壱条 那沖(いちじょう なおき) 26歳。有名政治家の子息にしてキャリアのエリート官僚だが、厚労省食品安全部にて犯罪の検挙に失敗し、観光庁へ異動となった。 観光庁の業務で添乗員派遣会社「クオンタム」の視察の際、絢奈と出会う。 絢奈にラテラル・シンキングの才能を感じ、能登に絢奈の教育を頼んだ。 父は次期総理大臣の呼び声の高い内閣官房長官の壱条 凌真。母は都議会議員であった真尋。 能登 厦人(のと いえと) 那沖の専属の運転手。壱条 凌真の元秘書であり、那沖の家庭教師でもあった。 那沖の頼みにより、絢奈に基本的な論理(高校生までの教育)、ラテラル・シンキングの使い方を教えた。 厳格で真面目な性格であるが、感情的になる面や、広い範囲のサブカルチャーに通じる一面もある。 趣味はゲームでしばしばPlayStation Vitaで遊んでいる姿が記される。
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