火山活動の推移
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 05:45 UTC 版)
「2018年ハワイ島プナ地区南部の火山活動」の記事における「火山活動の推移」の解説
4月30日 - 午後2時頃から地震と地形の変化が増加。プウ・オオ火口の底が陥没していく。しかし天候が悪いためはっきりとした画像は撮影されていない。 5月1日 - プウ・オオ火口の西側に約1kmの亀裂が発見され。少量の溶岩が噴出した形跡が確認される。 5月2日 - マグマの貫入による地面の変形が起こり、レイラニ・エステーツ周辺にて地面に幅数インチほどの亀裂ができ始める。 5月3日 - 10時30分(ハワイ標準時 以下HST)、プウ・オオ火口の南でマグニチュード5.0の地震が起こる。プウ・オオ火口の溶岩湖が低下して消滅、淡いピンク色の噴煙が上がるのが確認される。また、レイラニ・エステーツで噴火が始まる(北緯19度28分6.1秒 西経154度53分51.4秒 / 北緯19.468361度 西経154.897611度 / 19.468361; -154.897611 (噴火地点))。午後5時より少し前にスパター(溶岩のしぶきのこと)が噴出し始めた。午後6時時点でレイラニ・エステーツの裂け目は約150mであった。 5月4日 - 午後12時半頃(HST)マグニチュード6.9の地震が起き、カポホ(英語版)で40cmの津波が観測される。午前1時頃(HST)にFissure 2(2番目の割れ目の意)ができる。この後、最終的にFissure 24までが記録されることになる。 5月9日 - ハレマウマウ火口で爆発。これは以前から度々起こしていた火口縁の落石によるもので水蒸気爆発ではない。 5月15日 - ハレマウマウ火口で爆発。噴煙は地上から1-2kmほどの高さまで上がった。 5月17日 - ハレマウマウ火口で爆発。噴煙が30,000フィートまで上がる 。おそらくこれが最も大きい爆発であるため以降の爆発は省略する。 5月28日 - Fissure 8が再活動する。この後Fissure 8が最も活発な火口となっていく。 6月2日頃 - カポホクレーター内にあったグリーン湖がFissure 8からの溶岩流で埋まる。 7月13日 - 溶岩が流れ込んでいた海岸に、直径6〜9 mほどの新島が形成しているのが発見される。 8月上旬 - 急速に溶岩の流出が弱まる。 9月上旬 - Fissure 8から溶岩の流失が止まる。 12月4日 - アメリカ地質調査所のハワイ火山観測所が、35年間続いていたキラウエア火山の噴火が止まった可能性があると発表した(事実上の終息宣言)。
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