火山活動前期(古子持火山の生成)
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「子持山」の記事における「火山活動前期(古子持火山の生成)」の解説
初期の活動からおおよそ30万年間の休止期を経て、90万年前頃から子持山火山の活動が活発化した。この噴火では、大黒岩(獅子岩)を中央火口として30万年ほど火山活動が続いた。現在みられる火山岩頸や放射状岩脈はこの時期に形成されたものである。このときの噴出物は輝石を含む玄武岩質の安山岩の溶岩流が主体で、これに凝灰角礫岩が含まれるのが特徴的である。代表的な露頭地では厚さ20メートルの溶岩、凝灰角礫岩層、厚さ20メートルの溶岩が層を成しているのが観察できる。
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