火山活動の状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 03:21 UTC 版)
この山の古い時代の火山活動ついては、よく判っていない。この山の火山活動として記録に残っている最も古いものは、1913年に起きた小規模な噴火であり、それ以前の活動は不明である。1913年以降、1949年と1950年にも小規模な噴火が起こった。比較的大規模な活動が起こったのは、1953年である。1953年2月15日に、この山の南西側での噴火が始まった。この年起こった最大の噴火では、火山灰を上空約9km以上にまで吹き上げた。この場所では、引き続き活動が起こり、1954年、1957年、1958年、1959年から1960年にかけてと、それぞれ新しい噴気孔から粘性の高い溶岩を噴出した。これらの活動中には、数回ながら、火山灰を上空約12km以上にまで吹き上げた。こうして形成されてきた溶岩ドームは、1960年には約260mの高さになっていたが、この年さらに溶岩ドームは高くなってゆき、約300mの高さになった。また、溶岩ドームの底面は、約5km2になった。その後、1966年から1968年にかけてと、1974年から1975年にかけてと、1983年に小規模な噴火が起こった。それから後、トライデント山には、ここ30年ほど噴火は起こっていない。
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