渡辺制作室との対立
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3作目リリースに先立つ2006年10月17日夜、プロダクション渡辺制作室の公式メールマガジン上で内容の告知が行われた。その告知文は、新作を「川嶋じゅんが、150人近い男性経験を赤裸々に告白する異色作(実話)。」と表現し、作中の朗読を実話として扱った上で、さらに「川嶋じゅんは、深夜、風俗店で働いているなど、素行不良のため、現在は、芸能活動は致しておりません。」と唐突かつショッキングな解雇発表を行うものであった。 これに対し、川嶋は前略プロフィールでの簡易コメントを経て、10月18日17時55分にlivedoor Blog上の公式ブログ上で公式なコメントを発表。風俗店での就労経験はないことを明言し、全て「嘘」「でたらめな噂」だとした上で、もう耐えられないとして自主的な引退を表明。以後、香奈(かな)名義での更新を続けることとなった。またこれと同時に、事務所の指示により1歳のサバ読みをしていたとも告白・謝罪。それまで公式プロフィールにおいて生年月日は1988年9月19日とされていたが、実際の年齢は同日時点で19歳、職業は大学生であるとした。過去の出演作関連で「現役女子高生」を売りにした宣伝が目立っていただけに反動による「ブログ炎上」が危惧されたが、その経緯からむしろ逆に同情コメントが集まった。 さらに、川嶋が10月21日20時36分付けのブログにおいて、プロダクション渡辺制作室の男性製作者から性交を幾度も強要されてきたと発言したことで、事態はスポーツ新聞や週刊誌にまで取り上げられる大きな騒動へと発展することとなる。川嶋側の主張によれば最初の強姦は2006年2月、1stイメージビデオの水着撮影中であり、以後コンドームによる避妊さえも「ほとんどの場合」行わずに強姦が繰り返されてきたという。 これに対し、製作者側は2006年10月28日付『東京スポーツ』のインタビューにおいて、当該イメージビデオの「ハメ撮り」が実際に性交中の映像であったのは事実とコメント。一方で強姦疑惑に対しては真っ向から否定し、川嶋とは以前から肉体関係にあった仲であり、イメージビデオ撮影では「感じてる表情」などの臨場感を出すために本人同意のもとで関係を持った主張した。また、対立の原因については「彼女が六本木でキャバクラ嬢を始めたこと」で、9月以来連絡を絶っているとした。 双方の主張は平行線をたどり、一時は互いに提訴を口にする状況であったが、最終的には「川嶋側によるブログコメントの削除」「渡辺側によるDVDの廃盤化」が行われた状態で争いが沈静化。結局、細かな実情は不明瞭なままとなった。
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