海外野球挑戦・関西独立リーグ入団
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「河内山拓樹」の記事における「海外野球挑戦・関西独立リーグ入団」の解説
環境を大きく変えることでの自分の変化に期待し、JRを退社して2020年から海外野球に挑戦する意向を固める。アメリカで様々な球団との交流戦・トライアウトを行って契約先を探すトラベリングチーム「アジアン・ブリーズ」への参加のため、渡米までの間は活動拠点を関東に移してトレーニングを行った。2月下旬に渡米し、チームに参加したものの、新型コロナウイルス感染症流行のために中断を余儀なくされた。その影響で登板は1試合にとどまったものの、サンフランシスコ・ジャイアンツ相手に1回1安打無失点の好投を見せた。 2020年4月4日、オランダの野球トップリーグ・フーフトクラッセのオーステルハウト・ツインズ(オランダ語版)との契約締結が発表された。しかし、新型コロナウイルス感染症流行の影響でリーグの開幕が先延ばしになり、先行きが不透明になってしまう。 そんな中、日本国内の関西独立リーグの堺シュライクスから個別トライアウトの機会を得て、それに合格したことからオランダへの渡航を断念。7月14日、堺への入団が発表された(登録自体は7月6日)。堺では翌日の対和歌山ファイティングバーズ戦から早速中継ぎとして起用され、2登板で2セーブを記録。シーズン6試合目、2度目の先発登板となった8月22日の対兵庫ブルーサンダーズ戦(南港中央野球場)で、初勝利をリーグ史上初となるノーヒットノーランで飾った。投球数は109球で8奪三振、死球を1つ与えただけの準完全試合だった。チームが創設2年目で初優勝を達成した10月11日の対06BULLS戦(原池公園野球場)では9回無死一二塁から登板して後続を抑え、「胴上げ投手」となった。最終的な成績は、規定投球回到達者ではリーグ2位の防御率、リーグ1位のWHIPを記録し、4セーブで最多セーブのタイトルを獲得した。 2021年は3月に手術を受け、リハビリを行う。9月15日の対神戸三田戦(黒田庄ふれあいスタジアム)で復帰登板を果たし、自責点0で1回を投げ終えた。10月からは2試合に先発登板し、10月22日の対06BULLS戦(南港中央野球場)では1失点完投勝利をあげた。シーズン終了後の11月2日、今シーズン限りでの退団(任意引退)が発表された。
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