海兵第一旅団・紅陵女子α小隊
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「高機動幻想ガンパレード・マーチ (小説)」の記事における「海兵第一旅団・紅陵女子α小隊」の解説
紅陵女子高校で編成された最後の戦車小隊。ソフトボール部員一同及び2年A・B組の仲良しグループ、総勢26名で発足。 指導士官は自衛軍の那智浩一中尉。戦車を隠蔽しての中・大型幻獣攻撃を得意とする。合言葉は「死んで花実が咲くものか」。 メンバーの戦死・加入・離脱等さまざまな体験を経て、『九州奪還』の後に最終的に残ったメンバー佐藤・神崎・橘・鈴木の四名は舘山士官学校に編入され、『逆襲の刻』では山川道久以下で構成される「候補生小隊」の一員として引き続き戦いに身を投じていく。 佐藤 まみ(さとう まみ) 熊本城決戦より登場。隊長兼一号車(モグラ)の車長兼砲手。車体を偽装工作(コンシールメント)し、待ち伏せする戦術を得意とする。 旧ソフトボール部部長でキャッチャー。体育会系のしっかり者で、文句を言いつつも面倒見が良い。芝村舞の大ファン。九州撤退戦で自分たちを救ってくれた落合大尉と清い交際をしているが、『九州奪還』において重大な転機を迎えることになる。 作中では金髪との描写があるが、カラー口絵では何故か黒髪になっている。 神崎 由美(かんざき ゆみ) 九州撤退戦・下より登場。一号車(モグラ)の操縦手兼機銃手。 旧ソフトボール部ピッチャー。佐藤とは小学校からの幼馴染で、小隊内で最も付き合いが長い親友。長身。性格は天然だが、道を覚えるのは得意。 車内で隣席の鈴木と「車内恋愛」中。 菊池 加奈子(きくち かなこ) 九州奪還1より登場。一号車(モグラ)の装填手。 元茶道部。オートバイ小隊に所属していたが、人員補充の為配属されてきた。さばけた性格。 戦車に関してはまだ不慣れで、佐藤に怒られることもある。進学狙いの志願組で、暇さえあれば参考書を読んでいる。 『九州奪還』終盤で紅陵女子α小隊を離れ、他のメンバーよりやや遅れて舘山士官学校に編入し『逆襲の刻』の戦いに参加する。 橘 翔子(たちばな しょうこ) もうひとつの撤退戦より登場。二号車(オケラ)の車長兼砲手。 旧ソフトボール部ショート。小柄で目立たない少女だが、しなやかな体つきをしておりソフトボールの実力は高い。合田に想いを寄せるが、彼の元恋人の出現という試練を前にしている。 森田 陽子(もりた ようこ) 九州撤退戦・下より登場。モコス一号車(モグラ)に見習いとして搭乗。 他のメンバーより年下の15歳。紅陵女子の生徒ではないが、熊本駅前で座り込んでいた所を佐藤に拾われた。幼さの残る日本人形風の美少女だが、女所帯の小隊では座敷わらし呼ばわりされている。山口戦にて戦死。 鈴木 あきら(すずき あきら) 九州撤退戦・下より登場。一号車(モグラ)の操縦手。 化学工業高校の学兵だったが、部隊が全滅し今の紅陵女子α小隊に配属された。操縦手としては優秀だが、小隊唯一の男子の為、佐藤からはいつも「野郎臭い」と消臭スプレーを振りかけられている。 遺伝子工学科でオキアミの研究をしていた経験からオキアミパンを発明したが、女性陣からは不評だった。
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