注目すべき登場人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/17 08:01 UTC 版)
「シルクロード・シリーズ (漫画)」の記事における「注目すべき登場人物」の解説
真美耶(まみや)、真美女(まみな) チベットの地下世界にひそむゾマによって創られた「双体仏」。額に第三の目を持ち、動物の生体エネルギーを吸って生きる。真美耶は男性体で、残忍で凶暴な性格。真美女は女性体で、優しく慈悲深い性格をしている。実は、真の能力を持つ完全体は真美女の方である。後に真美耶は真美女の恋人・野津京一を殺して激怒した真美女に殺されてしまう(『ロンドン花吹雪』)。この作中の「ゾマ神」は、絶滅した科学文明が残した人工知性体で、“双体仏”による地上の支配を目指すが、「人形に地上の支配はできない」と異を唱えた真美女の手によって最後は崩壊する。 ターラ ゾマの支配から逃れた後の真美女。『バンボレットの谷』で登場。パキスタン国境のバンボレットの谷で、シャーマンに保護されていた。シャーマンによって「ターラ(第三の目の意)」という名前で呼ばれている。後にスルジェの導きで天山に行き、テングリ達と共に暮らすこととなる。『宇宙(そら)ゆく帆船(ふね)』では、滅亡に向かう地球の運命を見守るため地上に残り、人類と運命を共にする道を選ぶ。 ツヴィ 『砂漠幻想』で最初に登場する「ミュー」(異端者)を自称する少女。彼女はチンギス・ハーン時代の中央アジアで生まれ、瀕死の赤ん坊だったところをテングリによって救命された。その影響で左目が突然変異を起こし金色となり、千里眼の能力を有するようになる。その後、戦争で天涯孤独となった少女アゼルに育てられた。口がきけず心の声で言葉を発する他、予知・透視能力を持ち不老不死。自分がシオリ(詩織)の身代わりとして創られた存在なのではないかと誤解し、自分を普通の人間とは違う体にしたテングリ達を恨んでいる。彼女は人間社会のいずれの「枠」にも入れない孤独な者として描かれているが、テングリ達とは違い、人間社会に身を置いて生き続けている。 羽間崎織花(はまざきおりか) 天池家の能力者の一人・竹織(たけお、詩織の大叔父)の娘。『風の子守唄(ララバイ)』で登場。同族の詩織に似た容貌で(ただし金髪碧眼ではない)、また「織」の字を持つ名が示すとおり強い超能力を持つ。父はその力を利用された末、織花が生まれる前に事故で死亡、織花もまた同じ能力故に軍やアメリカに追われ続けた。廃村となった父の故郷を訪れた時、テングリたちが彼女を迎えに現れたが、金の髪も翠の瞳も持たない織花は翔ぶことが出来ずに消滅し彼らと共に行くことはできなかった(『風のメモリアル』)。 雑誌掲載時は自分たちの痕跡を消すべく廃村に現れたテングリたちに消滅させられてしまったが、コミックス収録時に変更された。
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