治療史とは? わかりやすく解説

治療史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 01:09 UTC 版)

統合失調症」の記事における「治療史」の解説

古代ギリシア時代から色々な治療試みられており、近代医療においても100年上の歴史有することから、膨大な種類治療試みられてきた。現代の主流は、による薬物治療効果をあげており、それにより80 - 90%が治癒する。しかし、再発する確率高く治療および再発防止には家族の協力不可欠とされる古くは、日本において漢方薬での治療試みられた他に、西洋などでは治療不可能と判断して監禁したり、手足拘束する、あるいは折檻するまた、近代においても脳の一部切断するなど現代から見た非人道的な行が行われてきた他、長らく説得(あるいは根気よく話を聞いたり、対話したり)による治療試みられてきたが、それらについてはあまり効果確認できず、近代医学では掃除などの簡易作業行わせる軽作業型の作業治療による若干改善認められ一時期盛んに研究され実施された。この軽作業型の作業治療は、医療現場患者接することが多い看護婦当時の名称)から好まれたという。しかしながら患者安全に作業させるには医療機関の手間・暇などの負担大きい上に、劇的に効果確認できるものでもなく、症状若干改善したとしても、他のストレスなどの悪化要因があれば、一進一退繰り返すなど、根気忍耐がいるものであり、当時労務させられる患者や一刻も早く治癒を望むその家族からは不評であり、軽作業型の作業治療下火となっていった。軽作業代わりに趣味園芸など)を行う作業治療登場したが、患者要望応えるためには看護師が、その趣味指導できる程に覚える必要があり、趣味には膨大な種類があることから患者から寄せられる数多い要望に対応できず、また、要望出して病院が対応できない場合患者症状悪化もたらすこともあることから、次第医療現場では減少したしかしながらほど劇的ではないものの、確かに改善効果認められるために、現在では専門作業療法士制度創設し担当している。1950年代から様々な開発されると、劇的に効果上げようになったため、歴史的に様々な経緯経て薬物治療がその主流存在しており、他の治療法はその補佐的に利用されている。

※この「治療史」の解説は、「統合失調症」の解説の一部です。
「治療史」を含む「統合失調症」の記事については、「統合失調症」の概要を参照ください。

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