007 死ぬのは奴らだ
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『007 死ぬのは奴らだ』(ダブルオーセブン しぬのはやつらだ、Live And Let Die)は、イアン・フレミングの小説。「ジェームズ・ボンド」シリーズの第2作。1954年、ジョナサン・ケープ社から出版された。日本では1957年に早川書房から井上一夫訳でハヤカワ・ポケット・ミステリの一点として刊行された。これがシリーズ最初の日本語訳である。
ストーリー
ブードゥー教でニューヨークのハーレムを支配し、ソ連・スメルシュの一員でもある黒人犯罪王ミスター・ビッグは、海賊“血まみれモーガン”の財宝の金貨をアメリカに持ち込み資金源としていた。
イギリス秘密諜報部員007ジェームズ・ボンドはニューヨークに派遣され、FBIのデクスター主任やCIAのフェリックス・ライターと協力して調査を開始するが、既にその情報を掴んでいたミスター・ビッグから手荒い歓迎を受ける。
だが、霊感能力を持ち、ミスター・ビッグが妻にしようとしているソリテアが寝返り、ジェームズは彼女とセントピーターズバーグへ向かうが、そこで彼女は奪い返され、フェリックス・ライターも鮫に片腕・片脚を食いちぎられた姿で送り届けられる。怒りに燃えるボンドは、カリブ海の島国ジャマイカでミスター・ビッグと最後の対決を行う。
出版
- 『死ぬのは奴らだ』井上一夫訳、早川書房〈ハヤカワ・ミステリ文庫〉、1976年4月、ISBN 978-4150706524
- 改訳版『007 死ぬのは奴らだ』井上一夫訳、早川書房〈ハヤカワ・ミステリ文庫〉、1998年3月、ISBN 978-4151713521
- "Live and Let Die" , Penguin Classics, 2004/06, ISBN 978-0-14-118757-0
漫画化
さいとう・たかを作画。小学館から1968年刊行、2015年復刻版[1]。
脚注/参照
- ^ ビッグコミックス 007 死ぬのは奴らだ 復刻版 LIVE AND LET DIE(2018年4月22日閲覧)
死ぬのは奴らだ!
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『オタクの用心棒』の登場人物も一部登場している。 大空寺翔一郎(だいくうじ しょういちろう) 私立原爆学園の教師。一見、熱血教師風の言動をするが、ただのわがままな男。大岡という女子生徒にやたらと絡み、彼女の家に住み着いてしまう。大空寺は同じ作者の『ボクらはみんな生きている』にも大空寺翔三郎の名で登場している。また、大岡は『ボクらはみんな生きている』のヒロイン・弓真由美にそっくりである。 常にギターを持ち歩いており、時には凶器になる。 献血女(けんけつおんな) 本名は千代。赤いものを欲しがっている人を見つけると「代わりに」と自らの血を差し出す。本人は母親の呪われた血と闘っているつもりらしい。外見は美少女。 エスパーおやじ 写真屋・カメラマン。写真を撮るときに念を送ってしまい、被写体が東京タワーの姿で写ってしまう。 ジョニー ロックバンド「スパーキー」のボーカル。ヨーコという恋人がいる。アニメの主題歌の歌い手としてデビューするはめになり、さらにアニメに合わせたコスプレをしているところを恋人に目撃される。 レンジャー部隊(レンジャーぶたい) 「じゃー」の付くセリフを言った人物の所に現れて一斉に「~じゃー」と叫ぶ。 タク馬(タクま) 貧しい家庭の少年。カードキャプターさくらのコスプレをしながら「HNKは見ていない」と言い張ったり、子どもの格好をして子ども料金でアニメ映画を見ようとしたりするアニメオタクの父親のせいでいつも恥ずかしい思いをする。 モデルは『巨人の星』の星飛雄馬。 オタク小僧(オタクこぞう) 義賊。金持ちから金品を奪っては、その金で同人誌を作成し、貧民にばら撒く。貧民にとって何の助けにもなっておらず、貧民からは全く感謝されていない。 モデルは鼠小僧。
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