機動隊に類似する部隊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 04:15 UTC 版)
千葉県警察成田国際空港警備隊 1978年(昭和53年)、新東京国際空港警備隊として発足。千葉県警察本部警備部に設置され、成田国際空港の警備にあたる。千葉県の警察官の他、全国都道府県警察や皇宮警察本部からの出向者によって編制される。連隊編成。隊員数は約1500名。 警備部参事官が兼務する空港警備隊長(警視正)指揮の下、総務室、警備室、6個の空港機動隊(大隊編成、隊長は警視)によって編制されている。爆発物処理班、銃器対策部隊、レンジャー部隊、NBCテロ対策部隊、機動救助隊、儀じょう隊などが置かれている。 警視庁東京国際空港テロ対処部隊 2014年(平成26年)4月発足。警視庁警備部警備第一課の附置機関で、東京国際空港(羽田空港)の警備にあたる。羽田空港の国際化・施設充実に伴い、2012年(平成24年)に第六機動隊に設置されていた空港警備中隊を母体としており、空港の常駐警備にあたっている。 警視庁総理大臣官邸警備隊 2002年(平成14年)4月1日発足。警視庁警備部警護課の附置機関で、総理大臣官邸の警備にあたる。隊員数は約100名。本部隊の発足以前は首相官邸の警備は所轄の警視庁麹町警察署が行っていたが、警備力の不足が指摘されたため、本部隊が創設された。隊長(警視)以下3個中隊編成。実態は警視庁機動隊の一部(特科車両隊を除く9つの各大隊が持ち回りで担当中隊を出している)。機関拳銃や化学防護装備等を保有する。 皇宮警察特別警備隊(特備隊) 皇宮警察本部の坂下、吹上、赤坂の各護衛署に勤務する皇宮護衛官で編成される機動隊。1個中隊(3個小隊)から成り、隊員は50名。隊長は皇宮警部で小隊長は皇宮警部補である。 皇宮警察本部警備部警備第二課に設置され、皇居内の警衛および特別警備隊内に儀仗隊を置き儀衛も実施している。外国大使・公使の儀衛の他、皇族の葬儀の際には正装して出棺の列の護衛を実施する。 通常業務と警備隊業務を兼務し、特別警備隊に入隊すると警視庁第一機動隊で警備実施訓練を受ける。機関拳銃も装備している。2022年4月4日、銃器や爆発物・NBC等のテロ対策の観点から専従部隊として再編された。 海上保安庁特別警備隊(特警隊) 海上保安庁が全国の主要海上保安部の警備実施等強化巡視船に配置している部隊。各都道府県警察の機動隊とも合同訓練を行なっている。所属管区に関係なく全国的に活動。海上テロなどの重大事案が発生した際は、特殊警備隊(SST)が到着するまでの間、初動措置を実施する。 特別警備隊は、港湾施設の警備や、海上デモ活動の規制等を主要な任務としている。どこかの港で大規模な海上デモが予定されている際は、全国の警備実施強化巡視船を集結させる。そして、特別警備隊が当該地区の小型巡視艇(PC型やCL型と呼ばれている)に乗り換えて、デモなどに対する警備実施を行なう。 1隻の警備実施強化巡視船につき、特別警備隊2個小隊が編成されている。
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