桂子の恋人他
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/15 00:00 UTC 版)
「ナース・ステーション (漫画)」の記事における「桂子の恋人他」の解説
高杉 (たかすぎ -)(名前不明) 松山看護専門学校在籍時の桂子の臨床実習先の入院患者。不治の病である急性リンパ性白血病を病み、寛解(白血病の状態が一時的に改善すること)と再発を繰り返す。桂子の初恋の相手で、高杉自身も桂子に好意を持つ。実習終了後の桂子と再会を果たすため、危篤状態の身体で桂子の通う専門学校を訪れ、フェリー乗り場でつかの間の時を共に過ごし、唇を交わした後、息を引き取る。27歳。 村上慎一郎 (むらかみ しんいちろう) 建築プロデューサー。桂子の恋人。ニューヨーク在住。実家の建築会社(村上建設)の跡継ぎになることを嫌い、勘当された後、ニューヨークに渡る。父連二郎の入院先である、西里大学病院で桂子と知り合い、遠距離交際することになる。しかし3年後に、住む世界の違い、ロージィの存在などで結局、破局を迎える。その8年後、父連二郎が再び西里大学病院に転院したことから桂子と再会する。連二郎が西里大学病院に入院している間、桂子とは何度か会っていたものの、連二郎が退院すると、間もなくニューヨークに帰った。その後約1年かけて自身が社長を務めるニューヨークの会社を経営悪化から立て直した後、この会社は彼の友人に任せ、自らは村上建設を継ぐ形となった。ニューヨークの会社が倒産して負債を抱える心配が無くなったところで、すでに西里大学病院を辞めて松山に転居していた桂子の所に出向き、桂子にプロポーズ。桂子はこれを受け入れた。 ロージィ・アンダーソン 慎一郎の秘書。中学時代に、叔父の紹介で渡米直後の慎一郎と知り合う。知り合った当初より気になる存在であった慎一郎に近づくため、卒業後慎一郎の秘書になり、後に公私ともにパートナー的存在になる。物語後半、慎一郎の招待で渡米してきた桂子に表面上では友好的に、しかし強烈なライバル意識を燃やす。実はロージィの叔父は、慎一郎の米国でのビジネス上の恩人であり、自分は恩人の姪であるがゆえに慎一郎にパートナーとして迎えられたのでは、という負い目を感じていた。8年後に慎一郎が再び父親を見舞うために日本に行く際、彼女は慎一郎に同行し、そして桂子とも再会する。最終的にロージィの想いは実らなかった。 竹沢裕哉 (たけざわ ゆうや) 写真家。慎一郎と別れた後の桂子の恋人。看護婦の取材で西里大学病院を訪れ、そこで桂子と出会い、交際することになる。出会った時、すでに肝臓に重度の問題を抱えていたものの、彼は治療を拒否した。裕哉は終の棲家を20代で訪れたジャマイカに求め、最後の時を桂子と過ごした後、同地で亡くなった。なお、桂子と出会ってから彼が死去するまでは、約1年の期間であった。
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