栓状耳飾り
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/05 15:49 UTC 版)
栓状耳飾り(せんじょうみみかざり)は、日本の縄文時代中期(約5000年前)に隆盛したピアス式耳飾り(イヤリング)の一種である。考古学界では「耳栓」(じせん)と呼ぶのがより一般的だが[4][5]、いわゆる耳栓(みみせん)と字が同じのため、混同を避けるために本項では「栓状耳飾り」とする。これはまた、縄文時代前期に現れた「玦状耳飾り」(けつじょうみみかざり)と分類上で対になる表記でもあるためである[6]。小型のものを「耳栓」、大型のものを「滑車形耳飾り」(かっしゃがたみみかざり)と呼ぶ分け方もある[7]。
- ^ a b 下布田遺跡 - 調布市、2020年10月25日閲覧。
- ^ a b 土製耳飾 東京都調布市布田町下布田遺跡出土 - 国指定文化財等データベース(文化庁)、2020年10月25日閲覧。
- ^ 土製耳飾 東京都調布市布田町下布田遺跡出土 - 東京都文化財情報データベース、2020年10月25日閲覧。
- ^ 上田 2006, pp. 108–109.
- ^ まいぶん用語集_さ行_耳栓(じせん)(山梨県観光文化部埋蔵文化財センター)
- ^ a b c d 吉田 2003, pp. 29–54.
- ^ 土製耳飾(市原市埋蔵文化財調査センター市原電脳博物館)
- ^ 東京国立博物館所蔵『土偶』 - e国宝、2020年10月9日閲覧。
- ^ a b 熟年示すステータス?魔除け? 縄文時代の「イヤリング」出土 奈良 - 産経WEST、2015年7月7日配信、2020年10月25日閲覧。
- ^ 濱田耕作, 辰馬悦蔵「河内國府石器時代遺跡第二回發掘報告」『京都帝國大學文學部考古學研究報告』第4冊、1920年9月9日。
- ^ 耳栓(公益財団法人埼玉県埋蔵文化財調査事業団)
- ^ 榛東村耳飾り館(群馬県北群馬郡榛東村)
- ^ 群馬県茅野遺跡出土品 - 国指定文化財等データベース(文化庁)、2020年10月25日閲覧。
- 1 栓状耳飾りとは
- 2 栓状耳飾りの概要
- 3 参考文献
- 4 関連項目
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