枡座の設立とは? わかりやすく解説

枡座の設立

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/07/06 16:44 UTC 版)

枡座」の記事における「枡座の設立」の解説

計量のための全国統一するために設けられ東日本33か国で使用される樽屋が、西日本33か国と壱岐・対馬使用される京都福井左衛門製作し審査通った焼印押していた。 寛文8年1668年)に諸国使用している調査し、翌9年江戸枡京枡)などの使用禁止して新京枡しんきょうます)を正式なとして認定した。そして江戸京都枡座独占的な製造・販売検定権利与えた江戸枡座は、天正18年1590年)に徳川家康関東入部した時に作られた。江戸枡座の樽屋は、枡座を営むかたわら江戸の町役人筆頭である町年寄務めていた。 京都枡座福井家の先祖は、京都大工頭・中井大和守の配下御用大工で、寛永11年1634年)に枡座勤めるように命じられたという。当初は、江戸枡と同規格の新作成命じられ山村与助枡座支配勤めた。それから出水三左衛門鈴木源太夫受け継いだ後、福井家の作左衛門拝命した。京都枡座は、油小路大炊下ル橋本町にあった甲府府中工町(たくみまち)には、甲州枡製造特権江戸幕府から与えられ甲府枡座があった。武田氏甲府治めていた時代に、甲州枡領内一円使用させるに当たり、天正元年1573年)に府中小倉惣次郎方に定めたのがその始まりと言われる小倉惣次郎屋伝之丞の祖先で、『甲斐国志』によると武田氏から朱印状授かったとされるまた、屋伝之丞の由緒書には、武田信玄の時代甲府細工職人小倉惣次郎職と細工御用勤めたとある。そして徳川家康入国の際に従来通り甲州枡)の通用甲斐国内での職を認められ以後惣次郎の子孫が工町で屋を名乗り職を家業としてきたとある。

※この「枡座の設立」の解説は、「枡座」の解説の一部です。
「枡座の設立」を含む「枡座」の記事については、「枡座」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「枡座の設立」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「枡座の設立」の関連用語

1
12% |||||

枡座の設立のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



枡座の設立のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの枡座 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS