松城町旧館(1950-1981)
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「浜松市立中央図書館」の記事における「松城町旧館(1950-1981)」の解説
1979年(昭和54年)5月24日には浜松市立中央図書館の新館が起工された。浜松市制施行70周年の当日にあたる1981年(昭和56年)4月13日に落成式が行われ、4月14日に開館した。蔵書収容能力は65万冊であり、冷暖房設備やコンピュータ設備も有する最新式の図書館だった。総工費は約14億円。コンピュータ設備では貸出・返却・予約・資料検索などを行なうことができ、全国の図書館関係者が見学に訪れている。1989年(平成元年)には全館がオンラインで結ばれ、利用者用検索端末(OPAC)が設置された。2001年(平成13年)には蔵書の予約が可能となった。 1997年(平成9年)4月には小沢渡町に浜松市立可新図書館が、2004年(平成16年)7月には大人見町に浜松市立はまゆう図書館が開館し、その間の2002年(平成14年)4月には中央図書館駅前分室が開室している。2005年(平成17年)7月1日には浜松市周辺の2市8町1村が浜松市に編入合併されている。 2006年(平成18年)10月には浜松市立城北図書館が「第二の中央館」として移転開館した。城北図書館の6,530m2という延床面積は中央図書館を上回り、浜松市立図書館の中で最大である。中央図書館の閉架書庫にあった資料のうち、郷土資料などを除く図書、クリエート浜松に収蔵されていたビデオ・CD・DVDが城北図書館に移管されたほか、移動図書館の拠点も城北図書館に集約された。 合併後しばらくは、各自治体が使用していた9種類の図書館システムが並立していたが、城北図書館の移転開館を機に、全21館分室の市立図書館すべてを統合するネットワーク化が行われた。これに合わせて浜松市立図書館の全蔵書約200万冊にICタグが貼られたが、43万冊の高岡市立図書館を上回って日本最多のICタグ貼付数であった。なお、国外の大規模図書館とICタグ貼付数を比較しても、アメリカ合衆国のシアトル公共図書館(英語版)(約220万冊)や中国の深圳図書館(英語版)(約180万冊)にも見劣りしない規模とされる。城北図書館は開館当初から窓口業務を外部委託していたが、2007年には中央図書館も窓口業務が外部委託された。 2021年5月24日~2022年7月まで大規模改修工事のため閉館中となっている。 1階の一般書の書架 1階の特集展示 1階の児童書 2階の郷土資料室 2階の参考図書室 2階の学習室
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