本庁舎改築計画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/25 09:40 UTC 版)
現在の本庁舎は建築から50年以上が経過し、老朽化が進んでいることを踏まえ、2015年(平成27年)11月5日に「山口市本庁舎の整備に関する検討委員会」(委員長:古賀和利山口大学副学長)が設置され、第2回委員会で『本庁舎の改築』の方向性が定められた。 建て替えに当たって、市は第3回委員会で 現位置(亀山町)での建て替え 亀山公園ふれあい広場(中河原町)での新築 小郡総合庁舎(小郡下郷)での建て替え・機能移転 の3案を示した。このとき、委員や市民団体から、2005年(平成17年)10月1日の1市4町(山口市・小郡町・秋穂町・阿知須町・徳地町)での合併時の付帯決議に「(新庁舎については)新山口駅周辺が適地であるということを踏まえ審議する」との記述が盛り込まれていることを指摘し新山口駅周辺を候補地に加えるよう発言、これを受けて第4回委員会で新たな候補地として 新山口駅北地区重点エリアC1・C2ゾーン(新山口駅北側、小郡下郷) JR山陽本線宇部線東側周辺エリア(新山口駅と上嘉川駅の中間、小郡下郷及び嘉川) 山口南警察署周辺エリア(新山口駅南、小郡下郷) の3箇所を加え、計6箇所での検討が行われることとなった。 しかし、第4回委員会で追加した新山口駅周辺の3箇所について試算したところ、そのすべてが民有地であり(当初候補の3箇所はすべて市有地)、用地取得にかかる時間と費用が読めないこと、市のまちづくり計画とも整合性が取れないことから、10月に行われた委員会で古賀会長が追加3箇所の除外を提案。これが了承された(異論が出なかった)ことから一旦は当初提案の3箇所を比較対象に検討が進められることになった。しかしこの方針に一部の委員が強く反発、候補地の絞り込みも平行線をたどったことから、最終的に第4回委員会で示した3案をまとめて「新山口駅周辺」案として復活させた上で、2017年2月に利便性や将来性など15項目で評価した表を示した上で「適地性を総合的に判断し、最も高い評価が得られる位置に新本庁舎の整備を進めることが望ましい」とした(検討委員会として適地を結論づけない)答申を渡辺純忠市長に示した。 2017年6月には現在と亀山公園ふれあい広場の2案に絞り込んだと発表し、早々に新山口案は除外され、12月の市議会で現在地建て替えを表明。2018年(平成30年)3月26日、現山口市役所を解体し新庁舎を建設する基本計画が公表された。2021年度着工、2024年度の完成を予定している。
※この「本庁舎改築計画」の解説は、「山口市役所」の解説の一部です。
「本庁舎改築計画」を含む「山口市役所」の記事については、「山口市役所」の概要を参照ください。
- 本庁舎改築計画のページへのリンク