本作における武器・兵器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/06 23:03 UTC 版)
「ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」の記事における「本作における武器・兵器」の解説
特地派遣部隊の武器・兵器は、特地で使い捨てることを想定し、74式戦車やF-4EJのような廃棄・退役予定の兵器や、書類上は廃棄済みだが手続きの遅れにより保管されていた兵器類が優先的に装備されている。使い捨てにできる以外に、敵対勢力にレーダーなどのエレクトロニクス技術が存在しない、自衛隊側も人工衛星がないためにGPSネットワークやデータリンクシステムが一切使えず、最新装備はデッドウェイトにしかならない、という理由もある。ただし、旧式装備が既に廃棄されていて、最新装備である(北部方面隊や教育隊しか配備されていない)87式自走高射機関砲が使用されている。 個人携行火器は7.62mm弾(常装薬)を使用する64式小銃が配備されている。これは銀座事件においてオークやトロルといった巨体を持つ怪異相手に、5.56mm弾を使用する89式小銃では火力不足だったこと、白兵戦において装着した銃剣の鋸刃部分がチェインメイルなどに引っ掛かり、咄嗟に抜けなかったことによる。ただし、空挺部隊は折曲銃床式の89式小銃を、特殊作戦群はM4カービン(アニメ版では、HK416やHK417など)を使用している。軽機関銃も小銃と同様に、7.62mm弾を使用する62式機関銃が配備される予定だったが、隊員達の猛抗議を受け、5.56mm機関銃MINIMIが配備された。 他、同盟国からの供与品、他国とのいざこざで鹵獲した武器や、日本側で購入し持込まれた私物が使用されている。自衛隊で使用する武器類は持ち出しや管理において非常に厳しく管理されており、護身用として常時携帯することができないが、他国との戦闘で得た鹵獲品などは存在しない物として自由に扱うことができるため、貴重な備品として重宝されている。 「Season2」では門の拡張ないし港湾設備の整備がなされたのか、潜水艦やミサイル艇が持ち込まれている。 対して、特地側の武器や兵器は、中世の欧州に存在した剣や弓、弩、カタパルトなどの原始的なものがほとんどで、火器類は存在しない。代わりに魔法や特殊な生物を利用した地球側にはない攻撃手段があり、翼龍といった航空兵力も存在するため、戦術によっては特地の航空兵力でもある程度の戦術的攻撃効果は期待できる。特に帝国主戦派との戦闘が本格化すると難民を盾にされたりして近接戦距離まで詰め寄られ、銃や銃剣だけでは対応が難しい状況が起きた。自衛官側もそういった状況に対応しようと漫画版19巻の4コマでは私物として手斧やマチェットを装備する隊員が増え、中には日本刀を携帯する隊員も現れた。
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