本作における吸血鬼
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 15:02 UTC 版)
「BLACK BLOOD BROTHERS」の記事における「本作における吸血鬼」の解説
本作において吸血鬼は、人間と同じほどに古い歴史を持つ「実在の生物」である。彼らは自らの存在を人間達から隠匿し、人間社会の裏で吸血鬼社会と呼んで差し支えの無いコミュニティーを築き上げ生きている。また、たびたび人間社会の支配階層に干渉し、人間社会と吸血鬼社会の均衡を保つべく働きかけている。九龍ショック以降も、多少の変動はあったものの、自らの存在を人間から隠すと言う基本的なスタンスは変わっていない。一方、人間にとって長らく架空の存在とされてきたことで、世界各地には架空の存在としての吸血鬼の伝承が数多く存在する。伝承の中の吸血鬼像には吸血鬼の実態と異なる点が多々あるが、九龍ショック以後も吸血鬼の実態に関する情報開示がほとんど行われておらず、一般人にとっての吸血鬼像は伝承の中のそれである。 全ての吸血鬼はもとは人間であり、血を吸うための牙を持つ以外、外見は人間とほとんど変わらない。しかし、身体能力は人間を遥かに凌駕し、数々の魔術的な特殊能力や、不可思議な性質、弱点を持つ。また、どれほどの年月を経ても肉体は発育も老衰もしない。肉体が成長しないことで精神も成熟せず、どれほど長生きした吸血鬼も外見に相応の精神年齢を持つ。人間同様に高度な知能と理性を有するが、その一方で野生の獣のような獣性も併せ持ち、自らの食料、または下等生物として種族としての人間を見下す傾向がある。一方、長い歳月を生きる、精神が成長しないなどの特性から変化を嫌う保守的な性格の者が多く、その不死性ゆえに生きることへの執着がなくなり破滅願望を抱く者も少なくない。不老ではあるが不死ではなく、死んだ吸血鬼は肉体が灰になる。 後述のシンガポール協定により、吸血鬼は「ブラック・ブラッド」と呼称を統一され、それに対する場合の人間を「レッド・ブラッド」と呼ぶように定められている。この呼称は、元来は吸血鬼の血を指す言葉であるが、吸血鬼の血が黒色をしているわけでは無い(人間と同じく赤い)。
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