木本正次とは? わかりやすく解説

木本正次

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/13 07:53 UTC 版)

木本 正次(きもと しょうじ、1912年10月5日 - 1995年1月26日)は、日本小説家毎日新聞元編集委員。

来歴・人物

1912年(大正元年)10月5日、徳島県海部郡牟岐町出身。

神宮皇學館(現皇學館大学)卒業後、毎日新聞に入社。

毎日新聞時代は新聞記者として数々の出来事の現場取材を経験。

毎日新聞中部本社報道部長、毎日新聞西部本社ラジオ報道部長、毎日新聞大阪本社整理部顧問を務め、毎日新聞東京本社及び大阪本社では出版局参与を務めた。

毎日新聞記者を務める傍ら、小説家としての活動を並行して進め、1960年(昭和35年)に『刀塚』が直木賞候補となった。

木本の代表作である『黒部の太陽』は、毎日新聞東京本社編集委員在任中の1964年(昭和39年)に、毎日新聞連載小説として発表した作品である。この作品は三船プロダクション/石原プロモーション三船敏郎石原裕次郎の主演で映画化し、反響を呼んだ。鹿島臨海工業地帯の成立を描いた『砂の十字架』も、1971年石原裕次郎主演で『甦える大地』として映画化された。

1967年(昭和42年)に毎日新聞社を定年退職した後は本格的に作家に専念し、ノンフィクション分野で主として企業と人間のかかわりを題材にした作品を続々発表し続けた。

1995年(平成7年)1月26日、逝去。享年82。

著書

出典

  1. ^ 黒部の太陽”. 信毎の本 オンラインショップ(信濃毎日新聞社). 2015年5月17日閲覧。




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