木曜21時戦争及びとんねるず包囲網
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 04:13 UTC 版)
「視聴率」の記事における「木曜21時戦争及びとんねるず包囲網」の解説
1970年代後半から80年代前半にかけて、木曜21時はTBSの『ザ・ベストテン』(以下『ベストテン』)が一強状態であったが、1988年頃になると、『ベストテン』の人気にも陰りが出始め視聴率が1桁の回もあった。フジテレビは10月、人気を誇ったとんねるずの初ゴールデン冠番組として『とんねるずのみなさんのおかげです』(→『ラスタとんねるず'94』→『とんねるずのみなさんのおかげでした』)を開始。レギュラー初回は14.9%だったものの、翌1989年の年間平均視聴では24.4%を記録し、一気に『ベストテン』を破り、この年の10月には放送終了に追い込んだ。 詳細は「ザ・ベストテン#1988年 - 番組の終了」および「とんねるずのみなさんのおかげです#概要」を参照 『おかげです』はその年から1994年まで6年連続で年間バラエティ番組平均視聴率ランキング第1位を獲得することになった。 TBSはベストテン終了後の1989年10月、この時間帯を13年ぶりに連続ドラマ枠として、『愛し方がわからない』を皮切りに、翌年10月からスタートした『渡る世間は鬼ばかり』に代表されるホームドラマや、石ノ森章太郎の人気漫画を実写ドラマ化した『HOTEL』、後述の『3年B組金八先生』をレギュラー放送では7年ぶりに復活。それらの作品を人気ドラマとして定着させた。テレビ朝日も『木曜ドラマ』を維持。テレビ東京の『木曜洋画劇場』(以下『木曜洋画』)もコアな視聴層を固めた。2000年代以降はテレビ朝日が『交渉人』、『ドクタ-X』、『リーガルV』など米倉涼子主演作のヒットに恵まれ、また日本テレビは、1995年10月からスタートした『輝け!噂のテンベストSHOW』を皮切りに、『どっちの料理ショー』、『ニッポン旅×旅ショー』、『秘密のケンミンSHOW』といったバラエティー番組も支持を得て、再びこの時間帯の視聴率争いが激化。テレビ東京は40年以上続いた『木曜洋画』を2009年4月改編で打ち切り、TBSは2015年10月改編で長年続いた連続ドラマ枠(『木曜ドラマ9』→『木曜ドラマ劇場』)を廃止し、『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』を19時56分開始の2時間番組に拡大。そしてフジテレビは2018年(平成30年)4月改編で『おかげでした』が終了して、視聴率争いはさらに激しいものとなっている。 詳細は「とんねるずのみなさんのおかげでした#番組の歴史」および「木曜ドラマ (テレビ朝日)#概要」を参照
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