木の特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 06:03 UTC 版)
樹高は約20メートル、枝張り東西17メートル、南北14メートル。急斜面に生育しており、南側(高地側)は北側(低地側)より1メートルほど高く、土に覆われているため、周辺長は正確に測れないが、南側の地際を基準とすると根本周囲は6メートルになる。 推定樹齢は、資料によって違いがあるがおおむね250年から350年と推定されている。 バクチノキの樹皮は灰褐色で剥がれやすく、剥がれた跡が赤褐色または紅黄色になる。これを博打に負けて丸裸にされた状態に例えてバクチノキと呼ばれる。本樹の幹には縦に筋状に模様が入り、くぼみ部分はひときわ鮮やかな赤褐色であり、ところどころ瘤状に隆起している。平成19年(2007年)の調査では、3ヶ所以上の大枝が欠損していた。同じ株から伸びている若い幹には灰褐色の樹皮も残っていて鹿の子模様になっている。根本は急斜面の岩場だが、枝には葉がよく茂り、前方に深く幕のように垂れ下がって、この巨木一本で森のように見える。本樹の赤褐色の幹は、その中に入らないと見えない。 平成8年(1996年)の台風で主幹の上部が裂けてしまったが、樹勢は今なお旺盛である。秋に白い花をつけ、翌年には緑色の果実になり、五月には黒紫色に熟す。この樹の周辺の岩場にも幹周40センチメートルほどのバクチノキの若木があり、またこの樹の根本付近や下の畑にもバクチノキの苗木が芽を伸ばしている。本樹の南側根本にはベッコウタケが生えている。 なお、本樹の生育している場所の小字名は「飛乱地(びらんち)」と呼ばれているが、この名は、本樹木に由来するとされる。後北条氏の時代にすでにこの地名が生じていたという話もある。
※この「木の特徴」の解説は、「早川のビランジュ」の解説の一部です。
「木の特徴」を含む「早川のビランジュ」の記事については、「早川のビランジュ」の概要を参照ください。
木の特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 06:56 UTC 版)
シオジは本州、四国、九州の湿潤地に自生し、日本海側にはあまり見られない。岩がちな沢沿いに生育し、直径1m高さ30m程度まで生育する。樹皮はやや褐色を帯びた灰白色で、縦の裂け目が割合規則正しい。小枝は太い。近年、蓄積は著しく少なくなっている。シオジとヤチダモは非常に似ており、見分けは難しいが、シオジは葉柄の基が肥大し、茎を取り巻いているが、ヤチダモは茎の周りの1/4以上に達しないので区分ができる。またヤチダモは本州中部~北海道など寒冷地に多く分布するのも違いである。
※この「木の特徴」の解説は、「シオジ」の解説の一部です。
「木の特徴」を含む「シオジ」の記事については、「シオジ」の概要を参照ください。
- 木の特徴のページへのリンク