杖 (ハリー・ポッターシリーズに登場する魔法の杖)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/02/02 12:47 UTC 版)
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杖(つえ)とは「ハリー・ポッターシリーズ」に登場する魔法を使う際に使用する架空の魔法道具である。このページでは、杖の芯、木の特徴及び長さ、柔軟性についても述べる。
概要
「ハリー・ポッターシリーズ」の魔法道具のひとつ。魔法を使う際に利用する。杖は普通同じ杖はなく、杖選びでは魔法使いが杖を選ぶのではなく、杖が魔法使いを選ぶと言われる。[1] 構造は木と芯材からなる。それぞれの木とそれぞれの芯に特徴がある。 また、戦いで相手から奪った杖の忠誠心は基本的には奪った者に移る。同じ個体から材料を取り出した違う杖は「兄弟杖」と呼ばれる。この杖同士はお互いに攻撃出来ないという特殊な性質を持つ。作中ではハリー・ポッターの杖とヴォルデモートの杖が兄弟杖に当たる[2]。
杖の木の素材
ここでは、杖に使われる木とその木の杖における特徴を述べる。なお、ここではポッターモアで述べられているものを紹介する。[3][4]この項目は未完成である。
- ・アカシア(Acacia)
- 杖の素材としては稀。所有者以外が魔法を使おうとすると拒否することが多い。有能な魔法使いでないと、その力を最大限に活かすことが出来ない。逆に厳選の上、選んだ魔法使いとはとても相性がよく、最大限の力を発揮することが出来る。
- 故に、選ばれる魔法使いは非常に少ないので、オリバンダー杖店ではアカシアの木を使った杖の在庫はあまり置いていない。
- ・ハンノキ(Alder)
- 一般的に杖は木材の特徴と似た所有者を求める。ただし、ハンノキは硬くてしなりにくいので、頑固な所有者を求めるかのように思うが、その特徴に反して親切で思いやりがある感じがある所有者を好む。
- 選んだ所有者に対しては忠実。無言呪文に向いているので、かなり有能で高度な魔法使いが選ばれる。
- ・リンゴ(Apple)
- リンゴの木で作られた杖は少ない。闇の魔術を好まないので、大志を抱き、理想的な所有者を好む。リンゴの木の所有者は、人々に深く愛されて長生きをするといわれてる。顧客の中でも人間的な魅力のある人が選ばれている。
- ・トリネコ(Ash)
- トリネコの木材とユニコーンの毛の心材とを組み合わせると、杖がさらに強くなる。
- 固い信念や目的を持ち、精神力があり自惚れない所有者が選ばれる。トリネコの木の杖は最初の所有者に忠実。この木の杖を譲った場合、杖の力や技術は失われる。
- ・ヤマナラシ(Aspen)
- ヤマナラシの木の杖は、繊細で白く、象牙に似た感じのお洒落な杖。呪文の力もとても高い。
- 戦い向けの魔法に向いている。故に強靭な精神を持ち、決闘や戦いや遠征に運命付けられた所有者に向いている。
- ・ブナノキ(Beech)
- ブナノキの杖は、若者であれば、実年齢以上に知恵のある所有者、成人であれば、思慮深くかなりの経験を積んだ所有者に向いている。相性のいい理想的な所有者の場合、繊細で技術を要する魔法を放つことができる。
杖の心材
ここでは、杖に使われる心材とその心材の杖における特徴を述べる。なお、ここではポッターモアで述べられているものを紹介する。[5][6]
- ユニコーンの毛[7]
- ・ほぼ一貫して安定した魔法を繰り出せる。
- ・ほぼ魔法の揺れや詰りがない。
- ・闇の魔術に組し難い。
- ・杖の芯の素材の中で最も所有者に忠実。熟練であっても初心者の魔法使いであっても、通常は一番初めの所有者と強い結び付きがある。
- ・マイナーな難点として、最強の杖の芯ではない。また、取り扱いを間違えると芯が不能となり死の状態なので、差し替える必要がある。
- ドラゴンの心臓の琴線
- ・一般的に、最強の杖の芯でかなり派手な魔法を繰り出しやすい。
- ・闇の魔術に組みしやすい。ただし、杖の芯自身から闇の魔術に与するとことはない。
- ・他の芯より馴染むのが速い。
- ・忠誠心は常に「現在の」所有者にある。
- ・気まぐれで、事故を起こしやすい。
- 不死鳥の尾羽根
- ・希少な杖の芯材。[8]
- ・最も広範囲の魔法が使える芯材だが、ユニコーンの毛やドラゴンの心臓の琴線に比べると、魔法を使いこなすのに時間がかかる。
- ・他の芯より馴染みが速い。
- ・自立していて、時々自分の意思で動くことがある。そのため、多くの魔法使いは不死鳥の羽根の芯を好まない。
- ・不死鳥の羽根の芯の杖は例外なく所有者候補の選り好みが激しい。このことは世界でも有数の独立心を持つ魔法生物であることに由来する。
- ・忠義を得ることが難しい。
===オリバンダー杖店で扱わないその他の杖芯===[9]
- セストラルの尾毛
- 強力だが扱いにくい。死を目の当たりにした者にしかセストラルが見えないように、死を受け入れた魔法使いだけが真の所有者になれる。
- ヴィーラの髪
- 分かっているのは気まぐれな杖になると言うことだけである。
- トロールのひげ
- ルーガルーの毛
- 骨[10]
杖の長さ、柔軟性
長さ
[11][12] 多くの杖作りは杖の長さを単に魔法使いの体格に合わせて見立てようとする。しかし、オリバンダーはこの方法を「洗練を欠く手法」と捉えていて、その他の重要な要素を多数無視結果となるという。彼は長い杖は背の高い魔法使いに適しているかも知れないとしつつ、彼の経験ではそのような杖はおおらかな人物に惹かれ、雄大で劇的なスタイルの魔法の使い手を好む傾向にある。一方、こじんまりとした杖は優雅で洗練された呪文のスタイルを好むとする。とは言うものの、杖の構造はどれ一つとして他のあらゆる要素と切り離して考えるべきではなく、木材、芯材、及び柔軟性で、杖の長さによる特性を補ったり、強化することが出来ると言うのがオリバンダーの意見(私見)である。
関連リンク
http://www.pottermore.com/ja https://www.pottermore.com/writing-by-jk-rowling/wand-woods
脚注
- ^ 『ハリー・ポッターと賢者の石』のギャリック・オリバンダー氏のセリフから。
- ^ 2本とも同一個体の不死鳥(名前はフォークスという)の尾羽根を使っている。
- ^ ポッターモアのページではギャリック・オリバンダー氏のノートから抜粋したということになっている。
- ^ 杖の木に関する項目の出典:https://www.pottermore.com/writing-by-jk-rowling/wand-woods
- ^ ポッターモアのページではギャリック・オリバンダー氏のノートから抜粋したということになっている。
- ^ 芯材に関する項目の出典:https://www.pottermore.com/writing-by-jk-rowling/wand-cores
- ^ 特記事項として、書籍の和訳ではユニコーンの「hair」が「たてがみ」と訳されているが、「毛」と訳すべき。原書で明確に「たてがみ(mane)」とは書かれていない。原書の「hair」は「尾の毛」を意味する可能性もある。
- ^ このことは、芯の材料を提供する不死鳥の生息数が少ないことも由来する。
- ^ 以下の出典:ハリー・ポッターと炎のゴブレット
- ^ 何の骨かは分からないが、ニュート・スキャマンダーが使用した。また、ニュートの杖は貝も使用している。
- ^ 長さに関する項目の出典:https://www.pottermore.com/writing-by-jk-rowling/wand-lengths-and-flexibilit
- ^ ポッターモアのページではギャリック・オリバンダー氏のノートから抜粋したということになっている。
「杖 (ハリー・ポッターシリーズに登場する魔法の杖)」の例文・使い方・用例・文例
- ころばぬ先の杖
- 細い杖
- 私はしばらく松葉杖を使わなければいけません。
- 私はもう杖がなければ歩くことができません。
- まだ松葉杖なしでは歩くことができません。
- 彼女は頬杖をついて何か考え事をしていた。
- 私は杖を使って立っている。
- 松葉杖ってけっこうムズいな・・・。「すみません、ストレッチャー通ります!」
- 老人は杖をついていた。
- 彼は足の骨を折った時、3ヶ月間松葉杖を使わなければならなかった。
- 転ばぬ先の杖。
- 人間は赤ん坊のときは四つんばいで、それから2本の足で歩くようになり、最後は年をとって杖が必要になる。
- 杖は彼に何の役にも立たなかった。
- 杖は、ステッキのように歩く時体を支えるのに使われる。
- 喧嘩のそば杖を食った。
- その老人は杖にもたれた。
- シンガポールでは罪人の背中を鞭で打ったり、杖で何度か叩いたりする。
- 「転ばぬ先の杖」はことわざである。
- 経験で私は「転ばぬ先の杖」を学んだ.
- 魔法の杖.
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