書き換えサービスを構成する機器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/19 03:34 UTC 版)
「ニンテンドウパワー」の記事における「書き換えサービスを構成する機器」の解説
Loppi以外の機器はすべて店員が操作した。店頭サービス終了後、ゲームライター、ゲームチェッカー、ゲームボーイコンバータはすべて任天堂により回収された。 Loppi ローソン店内に設置されており、チケットやグッズの予約、各種代金支払い申込みなどができるマルチメディア端末機。ゲーム書き換えではカセットをLoppiの画面下に用意された差し込み口に接続し、購入または消去するゲームを選択する役割を担った。Loppiではゲームデータの書き換えを行わないため、選択終了後に発行されるレシート状の申込券をカセットとともにレジへ持ち込み、書き換え作業を済ませる必要があった。カセットには最大7作までのゲームを書き込むことができるが、伝票発行システムの都合上1回の操作で書き込めるゲームタイトルは5作までとされた。 サービス終了後、既存店機のカセット差し込み口は撤去されずそのままにされた。一方、新規開店や故障交換などで新たに設置されたLoppiには差し込み口部分にカバーが施された。2009年以降は全店舗にて新型Loppiに置き換えられたため、店頭で差し込み口を見ることはない。 ゲームライター カセットへのゲームデータ書き込み、消去を行う機器。サービス開始時には書き換え用ゲームデータがCD-ROMで供給され、ゲームライターの本体下部へ用意されたCD-ROMドライブに格納された。システム改修により店内へサーバが設けられた後にはCD-ROMの挿入・交換作業は不要となった。なお、CD-ROMには特殊プロテクトが施されており、PCでのディスクコピーやゲーム単体の抜き出しは困難といわれている[誰?] 。 書き換え操作はPOSレジスターでの書き換え代金の精算が完了した後に可能となる。この後の店員の操作はカセットを差し込み開始スイッチを押すだけで、ゲームタイトルの選択などは必要としない。書き換えには3分ほどかかる。 ゲームチェッカー 書き換えが正常に行われたかを確認するための機器。スーパーファミコンとスーパーゲームボーイの機能を内蔵し、前面にゲーム画面を映し出すための液晶画面、底面にスピーカー、右側面にゲームボーイ用コネクタ、上面には電源やスーパーファミコンとゲームボーイの機能を切り替えるためのスイッチ類、操作ボタンとスーパーファミコン用のコネクタが付けられた。上部の操作ボタンは配置、配色ともスーパーファミコンコントローラと同一だが、X、Y、L、Rボタンは付いていない。 ゲームボーイコンバータ GBメモリカートリッジをゲームライターに差し込むための機器。ゲームライターにはスーパーファミコン用のコネクタのみ用意されていたため、ゲームボーイの書き換えの際にはゲームボーイコンバータにGBメモリカートリッジを差し込み、さらにそれをゲームライターに差し込む必要があった。形状はスーパーゲームボーイに類似する。 プリンター LoppiやPOSレジと連動して伝票やチケット類を印刷・発行する機器。ゲーム書き換えでは購入・消去したゲームタイトル、購入店舗などを記した利用者引き渡し用と店舗用の伝票が発行された。
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