昭和皇位継承時
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 17:35 UTC 版)
儀式名日時場所備考剣璽渡御ノ儀賢所ノ儀皇霊殿、神殿ニ奉告ノ儀践祚後朝見ノ儀 大正15年(1926年)12月25日3時15分 葉山御用邸宮中三殿 1時25分、大正天皇が療養中の葉山御用邸にて崩御。直ちに皇太子裕仁親王が践祚し、御用邸内の謁見室において践祚礼が行われた。同時刻、賢所にて掌典らによって八咫鏡への奉告が行われた。 賢所ニ期日奉告ノ儀皇霊殿、神殿ニ期日奉告ノ儀 昭和3年(1928年)1月17日 宮中三殿 大正天皇の大喪が明けた後、即位礼の日時を決定、奉告した。 神宮、神武天皇山陵並前帝四代山陵ニ勅使発遣ノ儀神宮ニ奉幣ノ儀神武天皇山陵並前帝四代山陵ニ奉幣ノ儀 1月17日1月19日 同じく即位礼の日時決定を、伊勢神宮、神武天皇陵、仁孝天皇陵、孝明天皇陵、明治天皇陵、大正天皇陵にそれぞれ奉告するため、勅使を発遣した。その後、19日に各所で勅使による奉告が行われた。 斎田点定ノ儀 1月17日 神殿 亀卜により、この時の悠紀は滋賀県、主基は福岡県と定められた。 京都ニ行幸ノ儀賢所春興殿ニ渡御ノ儀 11月6日 八咫鏡が即位礼に合わせて京都へ移動するにあたり、御羽車に載せられて出御。この時天皇・皇后は内庭に出て拝礼した(庭上下御)。その後、天皇、皇后は天叢雲剣、八尺瓊勾玉とともにお召し列車に乗車、鏡も賢所乗御車に納められて東京駅を出発、名古屋で一泊したのち7日14時に京都駅へ到着。鏡は15時30分に京都御所内の春興殿に渡御した。渡御に際して改めて祭典が行われた。 即位礼当日、賢所大前ノ儀即位礼当日、皇霊殿、神殿ニ奉告ノ儀 11月10日9時 春興殿 天皇自ら、同日の即位を八咫鏡に奉告した。 即位礼当日、紫宸殿ノ儀 午後 紫宸殿 天皇が即位を宣言した。 即礼後一日、賢所御神楽ノ儀 11月11日午後 紫宸殿 春興殿にて神楽が奉納された。 御禊、大祓 11月12日 大嘗祭2日前にあたり、天皇、奉仕の職員、供進物を祓い清めた。 神宮、皇霊殿、神殿並官国幣社ニ勅使発遣ノ儀 11月12日 大嘗祭前一日、鎮魂ノ儀 11月13日 大嘗祭(大嘗宮ノ儀) 11月14日-15日 仙洞御所 。 即位礼及大嘗祭後大饗第一日ノ儀即位礼及大嘗祭後大饗第二日ノ儀即位礼及大嘗祭後大饗夜宴ノ儀 即位礼及大嘗祭後神宮ニ親謁ノ儀即位礼及大嘗祭後神武天皇山陵並前帝四代山陵ニ親謁ノ儀 天皇自ら、即位を奉告した。伊勢神宮 - 20日(外宮)、21日(内宮) 神武天皇陵 - 23日 仁孝天皇 - 24日 孝明天皇 - 24日 明治天皇 - 25日 大正天皇 - 29日(東京還幸後) 東京ニ還御ノ儀賢所温明殿ニ還御ノ儀東京還幸後、賢所御神楽ノ儀還幸後、皇霊殿、神殿ニ親謁ノ儀 天皇、皇后、神器は26日に京都府発、名古屋市で1泊の後27日に東京都に還御。ただちに賢所において八咫鏡の還御の儀が行われ、天皇の拝礼後、御神楽が深夜まで奉納された。
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