旧矢作家住宅とは? わかりやすく解説

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旧矢作家住宅(旧所在 山形県新庄市萩野)


旧矢作家住宅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/02 04:51 UTC 版)

旧矢作家住宅
所在地 山形県新庄市大字泉田字往還東460番地
位置 北緯38度48分40.4秒 東経140度19分35.2秒 / 北緯38.811222度 東経140.326444度 / 38.811222; 140.326444座標: 北緯38度48分40.4秒 東経140度19分35.2秒 / 北緯38.811222度 東経140.326444度 / 38.811222; 140.326444
旧所在地 山形県新庄市萩野
類型 家屋
形式・構造 寄棟造/茅葺
延床面積 桁行(間口)16.4m、梁間7.8m
建築年 江戸時代中期(推定)
文化財 国の重要文化財
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旧矢作家住宅(きゅうやはぎけじゅうたく)は、山形県新庄市大字泉田字往還東にある古民家

1969年昭和44年)12月18日に国の重要文化財(建造物)に指定された[1]

概要

旧矢作家住宅は、江戸時代中期(18世紀中期)に建てられたと推定される、最上地方の典型的中層農家の住宅である[2][3]

もとは新庄市萩野地区内に建っており、明治時代大正時代に改造・増築されたが、新庄市が譲り受けてから1975年(昭和50年)に解体の上、現在地へ移築復元された[3]。山形県内でも古い形式を保っている。

住宅の形態は、日本海側地域によく見られる片中門造りで、馬屋部分が前に張り出す構造をとる。間取りは、土間、まや(馬屋)2箇所、「にわ」と呼ばれる作業場が屋内の中心にあり、奥には「ながし」(台所)がある。建物の中心には「えんなか」と呼ばれる居間があり、床板には囲炉裏が切られ、天井はなく、屋根材が張り出されている。「上のでん」、「下のでん」と呼ばれる寝室があり、「えんなか」より床が高く天井が張られている。庭の裏には豪雪地帯の特徴である冬場の融雪用の池が見られる。

構造形式

  • 桁行(間口)16.4m、梁間7.8m、寄棟造、北面下屋附属、中門 桁行5.3m、
  • 梁間5.8m、正面入母屋造、西面便所附属、茅葺[1]

利用案内

  • 期間限定 4月~11月(冬季閉鎖)(毎週火曜日休家)
時間 10:00~16:00 料金 無料
  • 駐車場 10台

アクセス

周辺

脚注

  1. ^ a b 旧矢作家住宅(旧所在 山形県新庄市萩野) - 国指定文化財等データベース(文化庁)、2018年9月3日閲覧。
  2. ^ 旧矢作家住宅(国指定重要文化財) - 新庄市、2018年9月3日閲覧。
  3. ^ a b 山形県農林水産部林政課『山形の木の文化 第3巻 最上・北村山編』pp. 11 - 13、表紙 - p. 11 (PDF)pp. 11 - 20 (PDF) 、2018年9月3日閲覧。

参考文献

  • 山形県新庄市発行 重要文化財 旧矢作家住宅のパンフレット

関連項目

外部リンク



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