日本におけるカールグスタフ無反動砲とは? わかりやすく解説

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日本におけるカールグスタフ無反動砲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/02 02:05 UTC 版)

カールグスタフ (無反動砲)」の記事における「日本におけるカールグスタフ無反動砲」の解説

日本陸上自衛隊では、カールグスタフM284mm無反動砲として採用しており、“84RR(Recoilless Rifle)”の略号呼ばれる部隊では通称として「ハチヨン」や単に「無反動」などと呼称されている。 通常普通科小銃小隊1個班に1門を装備している。本装備使用する隊員小銃ではなく9mm拳銃携帯し予備弾運搬手が随伴する使用可能弾種榴弾対戦車榴弾照明弾発煙弾4種類があり、通常の砲弾以外に7.62mmNATO弾使用できる訓練用アタッチメント(筒内砲)がある。これは砲身内に砲弾代わりに装填し空砲などを発射できるもので、演習実弾かわりに使用するそれまで使用していた89mmロケットランチャーバズーカ)に代わる歩兵携行対戦車兵器として、1978年予算85門を端緒として調達開始した当初輸入による調達であったが、1984年からは豊和工業によるライセンス生産開始された。イラク人道復興支援活動陸上自衛隊イラクサマーワ派遣された際には、宿営地対す自動車突入などのテロ対策小火器として持ち込まれている。 2001年平成13年)から01式軽対戦車誘導弾更新されることとなっていたが、コスト多用途性・汎用性に勝ることから多用支援火器として存続することとなり、2012年平成24年)からはカールグスタフM3の調達開始され平成24年度には多用ガン表記で、平成25年度以降からは84mm無反動砲(B)表記調達されている。2016年度予算30門が調達され、まず水陸機動団配備後、第一空挺団優先配備される模様である。調達価格は約1,000万円である。 旧式のうち、余剰となったものは特科機甲施設後方支援部隊の自衛火器として管理替えされ、現在も第一線使用されている。 カールグスタフM3の調達数予算計上年度調達数平成24年度2012年) 3門 平成25年度2013年17平成26年度2014年24平成27年度2015年) 0門 平成28年度2016年) 6門 平成29年度2017年) 3門 平成30年度2018年) 0門 合計 53使用した84mm無反動砲清掃する自衛隊員 84mm無反動砲砲身後部ノズル開放し弾薬装填する陸上自衛隊砲弾運用している隊員 84mm無反動砲装備した陸上自衛隊員(西部方面普通科連隊陸上自衛隊採用する84mm無反動砲

※この「日本におけるカールグスタフ無反動砲」の解説は、「カールグスタフ (無反動砲)」の解説の一部です。
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