新滑走路建設構想
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新しい滑走路の造設が計画されている。2014年、国交省の有識者会議では、B滑走路の東側に平行する新滑走路を建設することで、1日あたり50 - 200便の増便が可能になるとされた。2015年、地元選出の与党議員らは、新滑走路建設を求めて周辺自治体やNAAが参加する協議会を立ち上げ、検討を進めることを明らかにした。費用は1000億円から2000億円とされる。 2015年から、年間発着容量50万回をめどとする空港機能強化のための施策が、NAA・千葉県・周辺市町村・国交省の四者協議会において議論されてきた。この中でB滑走路の北側延伸、従来C滑走路と呼称されてきた横風用滑走路の計画撤回、予定地のエプロンなどへの転用、2014年に「D滑走路」と仮称された新平行滑走路(新C滑走路)のセミオープンパラレル形式での建設が提案され、2016年(平成28年)9月27日の協議会で、四者間で確認書が締結された。その後、NAAによる住民説明が行われ、新滑走路や既存滑走路の延長・駐機場増設などの空港拡張案について、2018年3月13日に四者間での最終合意に達している。 2019年9月27日に成田空港株式会社は『成田空港の更なる機能強化 環境影響評価書』(環境アセスメント)を公表、2019年11月7日に「成田空港の更なる機能強化」について航空法に基づく空港等の変更許可申請などを国土交通大臣あてに行った。変更許可申請のおもな内容は、①B滑走路を1,000メートル延長し3,500メートルとすること、②C滑走路(3,500メートル)の新設、③新誘導路7,471メートルの新設、④空港の敷地面積を1,099ヘクタール拡大し2,297ヘクタールとすること、である。成田空港株式会社は、国土交通大臣の許可が下り次第速やかに工事に着手し、完成時期を2029年3月31日としている。 2020年1月31日、国土交通省航空局は成田空港のB滑走路の延伸、C滑走路の新設など空港等変更について認可した。成田空港のさらなる機能強化に向けた施設変更で、B滑走路の延伸、C滑走路の新設などが含まれる。滑走路Bは、1,000メートルを延伸し、全長3,500メートル、幅60メートルに拡張する。新設する滑走路Cは、長さ3,500メートル、幅45メートルである。空港等の敷地面積は、現在の1,198ヘクタールから2,297ヘクタールに拡大、誘導路の長さ7,471メートル、幅23メートルの新設も予定している。完成予定期日は2029年3月末である。なお、空港の変更にともない必要となる航空灯火の変更と、航空保安無線施設の設置許可申請についても、あわせて許可された。
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