新平行滑走路(C滑走路)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 07:35 UTC 版)
「成田国際空港」の記事における「新平行滑走路(C滑走路)」の解説
NAAは、新平行滑走路として、前述の横風用滑走路を撤回し、山武郡芝山町にB滑走路から420メートル東に離れた場所に、第3滑走路をB滑走路34Rの先端から南へ平行する形で、滑走路・誘導路を設置する計画変更を発表した。 設置変更の理由として、航空機およびその搭載航法装置、地上支援機器などの発達によって、横風・強風等でのダイバートが大幅に減少したためで、NAAによれば、横風・強風を理由とする成田空港からのダイバートは、2006年(平成18年)から2015年(平成27年)の10年間で0.03パーセントときわめて少なく、横風用滑走路の必要性はきわめて低下していた。そのため平行滑走路を増設、あわせてエプロンおよび諸施設の拡大による、成田国際空港の機能強化へと用途変更することとなった。 新平行滑走路の建築を含めた成田空港の機能強化については、成田空港に関する四者協議会(国土交通省、千葉県、空港周辺9市町、NAAで構成)で話し合いが行われ、成田空港の機能充実と地域の共生を両立させながら計画されている。 200回を超える住民説明会や地元要望を受けた計画修正を経て、2018年(平成30年)3月13日に四者協議会は機能強化について合意に達した。2019年(令和元年)11月5日の改定により本構想は正式に基本計画に明記された。2029年3月末の完成を目指している。
※この「新平行滑走路(C滑走路)」の解説は、「成田国際空港」の解説の一部です。
「新平行滑走路(C滑走路)」を含む「成田国際空港」の記事については、「成田国際空港」の概要を参照ください。
- 新平行滑走路のページへのリンク