新型インフルエンザワクチン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 01:24 UTC 版)
「2009年新型インフルエンザの世界的流行」の記事における「新型インフルエンザワクチン」の解説
「インフルエンザワクチン」も参照 2009 - 2010年時点の情報であり、英国医師会は有効性の根拠となるデータに疑問を示した(#治療参照) 対象:スペイン風邪では医療従事者の感染が多く医療体制が崩壊したため、医療従事者に優先接種。季節性インフルエンザの高リスク層(幼児・高齢者)より、新型インフルエンザ感染者の多い集団を優先すべき(米ジョージ・ワシントン大学のシモンセン教授。2009年5月9日 Bloomberg)。日本では、2009年9月8日までに入院した患者は、19歳以下が75%、基礎疾患なしが55%であったため、同年11月以降に小児に優先接種、以降は感染者総数が減少。 接種回数:小児と免疫不全以外を1回にすることでより多くの人へ接種するよう推奨「2回接種」より「1回で2倍の人口」が効果(科学技術振興機構、神戸大) 変異型:重篤な症状を生じている変異型にも有効 供給:WHOは、発展途上国など85か国でワクチン調達の見込みがないと資金・技術の提供を呼びかけ、米英仏は自国で確保したワクチンから5000万回分を寄贈、グラクソ・スミスクライン社は5000万本を寄贈し途上国95か国へ配布。 2010-11年冬は、季節性ワクチンへの新型ワクチンの組み込みを推奨 アメリカ CDCは接種を推奨しているが、成人の過半数と子供の3割に接種希望がなく、2月5日までに米国民の約23.4%、18歳以下の子供では約37%が接種 欧州 副作用への懸念や、H1N1インフルエンザの毒性は強くないと考えられて、確保したワクチンの8 - 9割に接種希望がなく、接種率が極めて低い 英:接種率17%。病院を訪れる人の54%、妊婦の95%がワクチン接種を拒否 仏:接種率14%。追加注文の5割を解約 独:接種率8%。追加注文の3割を解約 伊:接種率5% ポーランド:ワクチンを一切輸入していないが死亡率は他の欧州諸国と大差なかった スイスの対応接種可能接種禁止備考ノバルティス社(本社:スイス)のワクチン「フォセトリア」 生後6カ月以上-成人 妊婦 EU認可 グラクソ・スミスクライン社(本社:イギリス)のワクチン「パンデムリクス」 60歳以上、妊婦、18歳未満の子供
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