文献資料と著者
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ホメーロス以前の古代ギリシアには文字がなかった訳ではなく、ミュケーナイ時代にすでに線文字Bが存在していたが、暗黒時代においてこの文字の記憶は失われた。しかし紀元前8世紀頃より、フェニキア文字を元に古代ギリシア文字が生まれる。ギリシア神話は基本的にはこの文字で記録された。また後にはローマの詩人・文学者がラテン語によってギリシア神話を記述した。 古代ギリシア詩ホメーロス(紀元前9世紀頃) - 英雄叙事詩 『イーリアス』『オデュッセイア』 作者不詳(紀元前8世紀 - 紀元前5世紀頃) - 『ホメーロス風讃歌』群(33篇) ヘーシオドス(紀元前8世紀) - 『テオゴニア(神統記)』『仕事と日々』 『名婦列伝(カタロゴイ)』 系譜学者たち(紀元前6世紀 - 紀元前5世紀頃)アルゴスのアクーシラーオス [著作は散逸] レーロスのペレキューデース[著作は散逸] 古典劇作家詩人ピンダロス(紀元前522年頃 - 紀元前443年) - 『オリュンピア祝勝歌』他多数、祝勝歌、合唱詩(コロス) バッキュリデース(紀元前520年頃 - 450年) - 「ディテュランボス」(3編が伝存)、祝勝歌、パイアン他 古典悲劇詩人アイスキュロス(紀元前525年頃 - 紀元前456年) 『ペルシア人』『縛られたプロメーテウス』『テーバイ攻めの七将』「オレステイアー三部作」 ソポクレース(紀元前496年頃 - 紀元前406年) 『アイアース』『アンティゴネー』『オイディプース王』『エーレクトラー』『コローノスのオイディプース』 エウリーピデース(紀元前480年頃 - 紀元前406年) 『メーデイア』『ヒッポリュトス』『アンドロマケー』『トロイエの女』『ヘカベー』『バッコスの信女』『イオーン』『オレステース』 古典喜劇詩人アリストパネース(紀元前448年頃 - 紀元前380年) 『アカルナイの人々』『騎士』『蜂』『鳥』『女の平和』『蛙』『ウンモフ』 歴史学者ヘーロドトス(紀元前485年頃 - 紀元前420年頃) 『歴史』(全9巻) ヘレニズム期カッリマコス(紀元前310年頃 - 紀元前240年頃) - 詩人、アレクサンドレイア図書館司書、文献学者 ロドスのアポローニオス(紀元前295年?/270年頃 - 紀元前215年) 詩人、アレクサンドレイア図書館司書、『アルゴナウティカ』(全4巻) シケリアのディオドロス(紀元前1世紀頃) - 『歴史叢書』(全40巻、うち15巻が伝存) ローマ帝政期アポロドーロス(紀元1世紀頃) - 『ビブリオテーケー(ギリシア神話)』 オウィディウス(紀元前43年 - 紀元17年)『変身物語』『祭暦』 アプレイウス (紀元124年頃 - 180年頃) - 『黄金の驢馬』『愛と心の物語』 パウサニアース (紀元2世紀) - 『ギリシア案内記』 アントーニーヌス・リーベラーリス(英語版) (紀元2世紀/3世紀?) - 『変身物語集』
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