教育課程とカリキュラム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/23 21:06 UTC 版)
「ブラッセル日本人学校」の記事における「教育課程とカリキュラム」の解説
本校には日本国の文部科学省が教師を派遣している。例えば1998年を例にとってみると20人の教師が日本生まれであった。文科省から派遣される校長はおおむね2年で交代し、開学38周年となる2017年現在の校長は17代目である。 また、本校のカリキュラムは日本国内のものと同じである。教科書も日本から航空便で取り寄せている。生徒が受ける授業は年度によって変更があるものの、過去に報道又は報告されたものをまとめると、算数又は数学、「標準的な歴史」、比較史、フランス語又は英語を含む外国語、地理、書道、美術、家庭科がある。地理と「標準的な歴史」は日本に中心にした内容である。家庭科は育児、造園、裁縫、調理、工作を含む内容である。 廣瀬(2006)によると、ブラッセル日本人学校は、日本人学校全般に言える特徴でもあるが、現地採用の語学教員を雇用しており、その内訳はフランス語会話担当職員3名、英会話担当職員4名であったと報告している。小学部1,2年は生活に必要な言語運用能力として仏語会話が、3年以上は英会話又は仏語会話が必修である。また、外国語教育が小学部1年から始まる点を除くと他の教科は日本本国の教育課程とほとんど同じである(「標準的な歴史」や「比較史」のような教科枠組みはない)。国語(日本語)と外国語(仏語又は英語)の時間配分は、中学年で国語7.6時間(一週間あたり)に対し、外国語2.2時間である。低学年になると国語の割合が増える(8.6対2.2)一方、高学年になると外国語の割合が増える(5.3対3.3)。 土曜学校は日本語による授業と数学の授業を開講している。 課外活動としては、ベルギー王立・中央アフリカ博物館や、ベルギー王立美術センター(英語版、フランス語版、オランダ語版)などへ、遠足に行くことがある。
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