土曜学校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/07 14:49 UTC 版)
「学校法人千里国際学園」の記事における「土曜学校」の解説
土曜学校とは、千里国際学園(SIS)に小学校を設立して欲しいとの希望に応えて始められたプログラムであった。授業は土曜日の9時から3時までを基本とし、小学校一から六年生までが通った。授業は全て英語で行われ、生徒間でも英語で話す事を促された。クラスは学年と英語のレベルに応じて分けられ、28のクラスが存在した。 土曜学校では多角的に英語に触れることで効率的に英語を身につけるために、英語の他に体育、音楽、美術、コンピューター等の授業も実施していた。 土曜学校の先生は皆英語を流暢に話した。多くが英国、米国、カナダの出身であったが、ニュージーランドやメキシコなどの出身の先生もいた。比率としては英米出身が多かった。土曜学校ではアメリカ英語、イギリス英語などのアクセントの違ういろいろな地方の英語を分け隔てなく使用していた。英語が色々な地域で話される今、生徒ができるだけ色々な種類の英語を理解できるようにするためであった。 土曜学校では先生のほかに、スチューデントスタッフと言われるスタッフがいた。このスチューデントスタッフは一クラスに平均3人配置され、生徒の監視、学習の手伝い、そして生徒と先生との橋渡し役を主な役目としていた。スチューデントスタッフは皆英語を話し、生徒に積極的に英語を用いることを促した。土曜学校ではこの体制により、生徒約4人につき1人の英語話者を配備することが可能であった。 またスチューデントスタッフは毎週の土曜日、授業が終わった後に一日のレポートを提出する事を義務付けられていた。このレポートは一日の様子を記録する物であり、生徒の行動に何か問題はあったか、授業はどうだったか、などの質問に文章で答える形式になっていた。これは土曜学校で起こる生徒関係のトラブルを早期に発見するのに役立っていた。
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