政治への関わり・支援候補
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/08 09:47 UTC 版)
「立正佼成会」の記事における「政治への関わり・支援候補」の解説
立正佼成会は中心団体として、崇教真光、PL教団などと、創価学会とライバル関係にある仏教系新興宗教連合団体「新日本宗教団体連合会」(新宗連)を1951年に組織し、同組織は当初から政治家の靖国神社参拝に反対する姿勢をとっている。歴代最長の新宗連会長である二代目会長(1965年11月7日-1992年)が立正佼成会創設者である庭野日敬(立正佼成会初代会長)、5代目会長(2004-2008年)を立正佼成会会長の庭野日鑛(立正佼成会第2代会長)が務めている。 翌15日の靖国神社に集う政治的保守派への牽制で、毎年8月14日の千鳥ヶ淵で新日本宗教団体連合会の関係組織主催で大集会を行っている。2019年8月14日の大集会へ大島理森衆議院議長や枝野幸男立憲民主党代表、福島瑞穂社会民主党副党首といった大物政治家たちが参加し、「南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経……」の大合唱が行われた。 政治的には設立当初は自由民主党を中心に旧新自由クラブや民社党といった政党の中で特定の候補者を「推薦」を出して支援していた。立正佼成会創設者である庭野日敬が新宗連会長である期間に、参議院の全国区選挙では新宗連の事務局長の楠正俊(1965年7月7日-1983年)を組織内候補として当選させてきた。選挙法が改正による参議院選挙での全国区廃止・比例区導入以降は山岡賢次(1983年-1993年。後に栃木県の選挙区の衆議院議員として当選)を新宗連は支援・当選させている。立正佼成会も新日本宗教団体連合会も、創価学会を母体とする公明党と自民党が連立政権を樹立する1999年の小渕内閣 (第2次改造)以前から政治家の靖国神社参拝へ反対の立場や改憲反対を表明してきたものの、1998年の参院選では民主党候補者での推薦候補がおらず、自民党候補者中50人に推薦を出していた。しかし、公明党との連立と改憲を目指す自民への反発から2007年参議院選挙では自民3人、民主31人に推薦候補数が逆転している。 2007年の参議院選挙において、風間直樹(参議院比例区。立正佼成会の組織内候補)、金子恵美(福島県選挙区)を含む民主党公認候補者計31人を推薦している。創価学会との敵対関係から、2008年8月時点で小沢一郎民主党代表(2006-2009年)による号令で民主党が公明党・創価学会攻撃に力を入れ始めたことで、立正佼成会が民主党候補の応援に回るケースが目立っている。立正佼成会が中心団体である新宗連は、2019年時点でも政権の主張の逆を張るかのように改憲や政治家の靖国神社参拝に反対している。
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