提供曲・被カヴァー曲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 13:47 UTC 版)
※個々の楽曲に関しては来生たかお関連作品「提供曲」「被カヴァー曲」参照 2010年1月現在、提供曲は400曲を超えている。提供先は女性歌手が多いが、アイドル系(河合奈保子、斉藤由貴、西村知美、中森明菜、南野陽子、松田聖子、山口百恵、柏原芳恵、等)、シンガーソングライター系(小椋佳、さだまさし、やしきたかじん、等)、歌謡曲系(伊東ゆかり、西郷輝彦、髙橋真梨子、布施明、等)、演歌系(五木ひろし、島倉千代子、森進一、等)と、多方面に亘る。三浦友和、桃井かおり、倉橋ルイ子、平井菜水は、全収録曲が来生たかおの手によるアルバムを発表している。 「Goodbye Day」、「夢の途中(セーラー服と機関銃)」、「スローモーション」、「セカンド・ラブ」等、多くのアーチストが来生作品をカヴァーしており、「Goodbye Day」に至っては中国や韓国にも母国語によるカヴァーヴァージョンがいくつも存在する。 岡村孝子が歌った「はぐれそうな天使」は、提供曲ではなく、カヴァー曲である。どちらのヴァージョンもHonda「Today」のCMで流れたが、彼女のヴァージョンの方がヒットしたため錯誤が生じやすい。 椎名純平・椎名林檎兄妹は、母親の影響で来生たかお作品に愛着があるようで、共にカヴァー(椎名純平は「浅い夢」をアルバムでレコーディング、椎名林檎はステージで「マイ・ラグジュアリー・ナイト」を披露)している。 小堺一機は大の来生ファンであることを公言しており、来生えつこからの提案で実現したデビュー曲の「with」(企画アルバム『LABYRINTH II』参照)をはじめ、多くの楽曲提供を受け、自身のアルバム『with K』では来生とのデュエットも果たしている。「with」はライヴ用の楽曲で、当初はリリースの予定はなかったという。ちなみに、小堺の妻は来生自身が歌う同曲を聴き、“こんな良い歌だったんだ”との感想を漏らしたという。楽曲提供に際し、小堺からは“易しい曲を”と頼まれたが、聴く度に上達して行く彼なら歌いこなせるだろうと、来生はあえて難しい曲を提供していたという。 提供曲「モニュメント」を歌った沢田聖子は、高校時代から来生のファンで、念願の1曲だったらしい。 「Goodbye Day」をカヴァーしたJUJUは、元々80年代初頭の音楽が好きで、中森明菜へ楽曲提供もしている来生たかおを“素晴らしい作家さん”と評している。もし来生が演歌調になったこのカヴァーを聴いたとしたら“ビックリされるんじゃないかな”とも語っている。 時東ぁみのアルバム『②好きです…。』をプロデュースしたつんく♂は、収録曲「小夜子」を作った来生たかおを“すごいメロを生み出す人”と評している。また、同曲の元々の提供歌手である山瀬まみも、収録アルバム『RIBBON』の中で一番好きな曲と雑誌のインタビューで答えている。 「セカンド・ラブ」をカヴァーした徳永英明は、メロディーは心地好いが自身の中に植え付けられていない譜割であり、レコーディングは苦労したという。また、「Yahoo!ライブトーク」にて、歌唱に苦労した部分があったため、“どのように歌えば良いか来生たかお氏に尋ねてみたい”と語ったらしい。 GARNET CROWのヴォーカル・中村由利は、母親の影響で歌謡曲やニューミュージックを聴いており、最も影響を受けたのは来生のオリジナリティのある声だったという 。 「シルエット・ロマンス」をカヴァーしたこともある平井堅は、自作曲「アイシテル」の制作に際し、昭和の名曲を作った来生姉弟や阿久悠の名を挙げ、その歌詞やメロディーの美しさを自分なりに意識したと述べている。 提供曲「another birthday」を歌った松たか子は、来生はデモテープでさらっとハミングで歌っていたが、いざ自分で歌うととても難しく、また、来生に対しては、美しい日本の言葉を歌っているとの印象が強かったため、自分で歌詞を書いてみたいと思ったという。 提供曲「時を輝かせて」を歌った八神純子は、コンサートのMCにおいて、“他人の曲にはケチをつけたいが勢いがあって明るいから素直に好きになった”と述べたらしい。
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