抗うつ薬の種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/08 15:31 UTC 版)
日本で用いる事ができる抗うつ薬の一覧系統一般名商品名発売年三環系 イミプラミン イミドールトフラニール 1959年 アミトリプチリン トリプタノール 1961年 トリミプラミン(英語版) スルモンチール 1965年 ドスレピン(英語版) プロチアデン 1965年 ノルトリプチリン ノリトレン 1971年 クロミプラミン アナフラニール 1973年 アモキサピン アモキサン 1980年 ロフェプラミン(英語版) アンプリット 1981年 四環系 マプロチリン ルジオミール 1981年 ミアンセリン テトラミド 1983年 セチプチリン テシプール 1989年 SSRI フルボキサミン デプロメールルボックス 1999年 パロキセチン パキシル 2000年 セルトラリン ジェイゾロフト 2006年 エスシタロプラム レクサプロ 2011年 SNRI ミルナシプラン トレドミン 2000年 デュロキセチン サインバルタ 2010年 ベンラファキシン イフェクサー 2015年 NaSSA ミルタザピン リフレックスレメロン 2009年 その他 トラゾドン デジレルレスリン 1991年 ボルチオキセチン トリンテリックス 2019年 SSRIを、境にしてグループにすることが一般的である。例えば、日本うつ病学会の診療ガイドラインは、SSRI、SNRI、ミルタザピンなどを、「新規抗うつ薬」としてひっくるめている。あるいは研究者はこれら新規抗うつ薬を第二世代と呼ぶことが一般的である。 有効性では新規の抗うつ薬と従来の抗うつ薬とに違いはないと言う見解が混在するし、一定した結論はない。従来の抗うつ薬では、抗コリン作用による鎮静作用が強く、また自殺に用いられた際に死亡率が高い。忍容性においては新規の抗うつ薬であるが、24歳以下で自殺を誘発する賦活症候群や中止時の離脱症候群、また高齢者での死亡率の上昇など副作用の違いがある。どれが第一選択となるかということはない。
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