戦闘ゾイドの操縦系統
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/07 11:03 UTC 版)
「ゾイド (架空の生物)」の記事における「戦闘ゾイドの操縦系統」の解説
家畜として用いられていた時代はゾイドの背に鞍を取りつけた簡素なものだったが、ZAC1900年以降になるとゾイドコアに電気信号を送り、左右の方向転換等を可能にするコントロール装置が作られた。後に生物解剖学が発達したことにより、ゾイドコアを通して自律神経やホルモンバランス、体温調節や筋力の増強といった生物の原理的なコントロールまでもが可能となった。こうした技術発展をうけてゾイドコア周辺には加工神経が設けられ、ZAC1960年頃になるとゾイド自体もコアを除きほとんどのパーツが人工部品に置き換えられるようになった。 導入時期は不明だが、中央大陸戦争時代には既に「思考コントロール装置」が存在し、パイロットからゾイドへと命令を送るシステムが普及している。1999年からのシリーズにおいては「精神リンク」と呼ばれる概念が存在し、パイロットはコクピットを通してゾイドと精神的な繋がりを持ち、その感情や闘争本能を読み取る事となる。その反面、乗り手の状況次第でゾイドの性能を完全に発揮できないだけでなく、機体によってはゾイド側がパイロットを拒否し、搭乗可能な人間が限定されるという事態も発生する。 また、ZAC2029年のグローバリー3世号不時着に伴う地球人技術の伝来後は操縦系統のコンピュータナイズ化が進んだ。帝国側のゾイドでは特にコンピュータ制御によって性能を画一化する傾向が強く、生命力や闘争本能と引き換えに、操縦性は良好となっている。自動操縦機も実用化されており、スリーパーはその一例である。ゾイドに搭載される火器類もこうした電子機器により火器管制との連携が行われ、コンピュータによる敵機補足やロックオンを可能としている。一方で、電子技術の発展はグランチャーを始めとした強力な妨害電波発生能力を保有する機体と遭遇した場合、操縦系統を攪乱され、その行動を阻害される弱点も露呈している。この対処方法の一つとしてゾイド側の本能に操縦を委ねる戦法も存在する。 備考 ゾイドはパイロットによって操縦されているため、コクピットの破壊等が発生した場合、作戦行動はとれなくなる。また、思考コントロール装置はパイロット側で停止させる事が可能で、その際は操縦がゾイド側の本能に委ねられる。1999年からのゾイドシリーズでは『コンバットシステム』と呼ばれる何らかのソフトウェアの存在も示唆されている。
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