年周視差とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 自然科学 > 宇宙 > 視差 > 年周視差の意味・解説 

ねんしゅう‐しさ〔ネンシウ‐〕【年周視差】

読み方:ねんしゅうしさ

ある恒星を、地球太陽から見たときの方向の差。地球公転運動に伴い1年周期変化するが、その最大値で表す。地球公転証拠となり、また、これから恒星の距離が決定できる日心視差三角視差

年周視差の画像

年周視差

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 01:14 UTC 版)

年周視差(ねんしゅうしさ)とは、地球公転運動による視差のために天体天球上の位置が公転周期と同じ周期で変化して見える現象のことである。


  1. ^ VERAとは”. VERA. 2021年3月20日閲覧。


「年周視差」の続きの解説一覧

年周視差

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/30 08:27 UTC 版)

宇宙の距離梯子」の記事における「年周視差」の解説

天体位置は、地球公転するために季節によって見かけ位置変化する。これが年周視差である。ここでは太陽を直角点に据え地球目的天体を結ぶ線を斜辺とする直角三角形想定する。年周視差は、この三角形のうち目的天体頂点とする角度として観測されケプラーの法則から得た地球から太陽までの距離基準簡単な三角法用いて地球から目的天体までの距離を決定するこの年視差用いた距離の測り方は、そのままパーセクの定義である。年周視差は、距離が遠くなればなるほど小さくなってゆき、あまりにも小さい値を高精度観測するのは分解能追いつかず困難となる。1980年代まで観測精度ではせいぜい0.01秒程度の年周視差までしか高精度では測れないため、この測定法使えるのはせいぜい100パーセク程度までということになっていた。1989年欧州宇宙機関によって打ち上げられ高精度視差観測衛星ヒッパルコスにより、恒星視差を0.001秒角精度測定し半径1,000パーセク(約3,260光年)の範囲星の位置を10% 以下の誤差精密に定めることができた。

※この「年周視差」の解説は、「宇宙の距離梯子」の解説の一部です。
「年周視差」を含む「宇宙の距離梯子」の記事については、「宇宙の距離梯子」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「年周視差」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

年周視差

出典:『Wiktionary』 (2021/08/22 12:36 UTC 版)

語源

1地球太陽った時に生じ最大視差の意。

名詞

ねんしゅうしさ

  1. ある天体A、地球太陽公転する軌道のある地点B、その地点から太陽挟んで反対側の地点Cを頂点とする三角形ABCの、Aの大きさ。これが1となる距離を1パーセク(約3.26光年)という。

「年周視差」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



年周視差と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「年周視差」の関連用語

1
日心視差 デジタル大辞泉
100% |||||



4
三角視差 デジタル大辞泉
100% |||||

5
恒星視差 デジタル大辞泉
100% |||||

6
パーセク デジタル大辞泉
96% |||||


8
ベッセル デジタル大辞泉
74% |||||

9
日周視差 デジタル大辞泉
74% |||||


年周視差のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



年周視差のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日本惑星協会日本惑星協会
All rights reserved. The Planetary Society of Japan 2024.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの年周視差 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの宇宙の距離梯子 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの年周視差 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS