年周性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/08 23:51 UTC 版)
イギリスでの調査では春と秋に採集した小枝からは2-4週間ほどで本菌の出現が確認できるが、夏と冬のサンプルからは本菌の出現まで1-4ヶ月を要する。これは休眠する卵胞子が休眠から醒めて発芽するのにかかる時間を示していると考えられる。すなわち夏と冬をこの菌は卵胞子で休眠して過ごし、春に発芽したものは夏までに卵胞子を形成、秋に発芽したものは冬までに卵胞子を形成すると思われる。つまり、この菌は春と秋の二度、栄養体菌糸を発達させ、無性生殖と有性生殖を行い、夏と冬を休眠して過ごす。
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