平均固定費用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/12 10:05 UTC 版)

平均固定費用(へいきんこていひよう、英: Average fixed cost; AFC)とは、生産の固定費用(Fixed cost)を、生産量(Quantity)で割ったものである[1]。固定費用とは、生産水準にかかわらず一定量を支払わなければならない費用のことである[1]。
例2
例1では、平均総費用や平均可変費用に関する情報は与えられていなかった。企業が平均総費用と平均可変費用を把握している場合、例1と同じ結果を得ることができる。平均総費用は「平均可変費用+平均固定費用」であるため、平均固定費用は「平均総費用-平均可変費用」として求められる[2]。5枚のシャツを生産する際に平均総費用が11ドル、平均可変費用が5ドルであれば、固定費用は6ドルとなる。同様に、10枚を生産し、平均総費用と平均可変費用がそれぞれ10ドルと7ドルである場合、このときの平均固定費用は3ドルである。
出典
- ^ a b c Dorman, Peter (2014). “Production Costs and the Theory of Supply” (英語). Microeconomics. Springer Texts in Business and Economics. Springer, Berlin, Heidelberg. pp. 249–274. doi:10.1007/978-3-642-37434-0_12. ISBN 9783642374333
- ^ “AmosWEB is Economics: Encyclonomic WEB*pedia”. www.amosweb.com. 2018年3月6日閲覧。
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