小説家 (諸子百家)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/23 15:29 UTC 版)
小説家(しょうせつか)は、中国春秋戦国時代の諸子百家の一学派。
故事(世間の出来事、説話など)を語り伝え、書物にして残した。『漢書』芸文志によれば、稗官、すなわち民間の風俗を管理管轄する役人の間から発生したと推察される。主な人物または書名に、鬻子・青史子・師曠・宋子があげられる。
小説家の書物はほぼ現存しないが、法家の『韓非子』(とくに篇名に「説」が付く篇)や、道家の『荘子』、前漢の劉向『説苑』『戦国策』などから、当時の「小説」がどのようなものだったかが窺える[1]。
佚書の『青史子』には、胎教についての記述があったとされ、現存の『賈誼新書』胎教篇や『大戴礼記』保傅篇に引用されている[2]。
後世の目録学・四部分類においては、文言小説が「子部小説家類」、白話小説が「集部」に分類される[3]。
関連文献
脚注
- ^ 廣瀬玲子「反復される語り : 古代中国における「説」と「小説」」『専修人文論集』77号、専修大学学会、2005年。NAID 120006792772
- ^ 湯浅邦弘『貞観政要 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典』KADOKAWA〈角川ソフィア文庫〉、2017年。ISBN 978-4044001742。127頁。
- ^ 金文京「中国目録学史上における子部の意義 : 六朝期目録の再検討」『斯道文庫論集』第33号、慶應義塾大学附属研究所斯道文庫、1998年 。200f;205f頁。
「小説家 (諸子百家)」の例文・使い方・用例・文例
- 兄は小説家を志望している
- 有名な小説家
- 今売り出し中の小説家
- 小説家
- 自分がどんなにその小説家が好きかを彼はべちゃくちゃとしゃべり続けた。
- その小説家は宇宙時代の到来を予知していた。
- その小説家は作品内容から狂人であると思われているが、彼は本当はとても控え目な人だ。
- 彼は新聞記者から小説家に転身した。
- 彼を超えるような小説家になりたい。
- 私が最も好きな小説家の小説を読んだ。
- 私の子供の時の夢は小説家になることです。
- 有名な物理学者である上に、彼は偉大な小説家でもある。
- 有名な物理学者であることに加えて、彼は偉大な小説家でもある。
- 彼女は詩人ではなく小説家だ。
- 彼は結局は一流の小説家であった。
- 彼は政治家というよりむしろ小説家である。
- 彼は政治家というよりは小説家である。
- 彼は小説家兼画家である。
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