小田急の駅構内における自由通路の整備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 14:55 UTC 版)
「海老名駅」の記事における「小田急の駅構内における自由通路の整備」の解説
当駅は自由通路の混雑が激しく、特に朝ラッシュ時は小田急線と相鉄線の列車が同時に到着すると自由通路の人の行き来が多い。このことから「海老名駅自由通路整備事業」が計画され、2010年に完成した。なお、2015年にはJR海老名駅方面へ自由通路が延伸されている(詳細は後述)。 海老名市・小田急電鉄・相模鉄道の3者でこの事業に関する施工協定を2006年1月11日に締結し、2009年時点では小田急と相鉄の駅舎のバリアフリー化の工事が進められていた。自由通路を改装前の7mから12mに拡幅してコンコースを増築、加えて東側への中央改札口の新設、ホームのかさ上げと屋根の改修を実施し、多機能トイレの設置、ホームとコンコースを結ぶエスカレーターとエレベーターの設置を行った。また、JR以外で初めて鉄道警察隊の分駐所も新設された。 2007年1月13日から小田急線東口階段(駅前広場側)が一部閉鎖されたため、バスやタクシーを利用する場合は相鉄の階段またはペデストリアンデッキを経由しなければならなくなったため、同年5月12日からエレベーターや中央改札口(新設)など新駅舎の一部が使用開始された。 2008年2月3日から小田急線上下ホームに新設された中央改札口に通じるエスカレーターの使用を開始するとともに小田急線の臨時改札口を閉鎖して改札口を中央改札口に一本化、並びに小田急線 - 相鉄線の連絡通路を閉鎖したので、乗り換え経路が中央改札口から仮設階段を経由して一旦東口に出て乗り換える経路となった。また、JR相模線との連絡通路も一部移設された。 2009年3月29日から小田急 - 相鉄を連絡する乗り換え通路も新設され、エスカレーター3基(昇り1基・降り2基)とエレベーター1基も新たに設置されるとともに西口階段の一部を閉鎖しエスカレーター2基の使用を開始し、同時に東口にあった仮設階段は閉鎖された。 2009年5月31日より小田急線の新宿方階段を使用開始し、また、小田急と相鉄との連絡エスカレーターの運転方向を昇り2基・降り1基に変更した。 2009年12月13日から小田急線の改札口が増設され、従来の中央改札口と新設される西口改札口の2か所となった。また、東西自由通路とJR相模線方面を結ぶ連絡通路の使用を再開し、これによりJR相模線の乗り換えの経路は現在よりも短くなった。合わせて東西自由通路と西口を結ぶ西口階段(本設)の使用を開始した。 2010年5月16日より小田急線客用トイレ(本設)の使用を開始し、また駅務室が中央改札口の小田原方面寄りに移動し、きっぷうりばも左側に移動した。 2010年8月20日より一部工事中となっている駅構内および自由通路が全面完成・開通。これをもって4年7か月にわたった自由通路整備工事は完了した。工事開始以来当駅構内には飲食店がなかったが、同日に小田急マルシェ海老名がオープンし、吉野家や小田急グループ企業が運営するまぐろ市場、箱根そばなどが入店した。その工事完了後はJR相模線の駅のバリアフリー化工事が行われ、2011年8月にエレベーターが設置された。
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