姿・体構造など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/28 00:21 UTC 版)
人間の女性そっくりで、容姿・プロポーションなどの点において理想的な美女の姿をしているものが大多数である。『ハーロック』を特集したロマンアルバムでは雌雄同体と記述されている。 アニメにおいては地球人にとってその理想的体型を活かしてファッションモデルの仕事に就き、人間社会に溶け込んでいた者もいる(第7話)。 人間社会に潜伏している個体では、緑や青などの寒色系の色が若干入った白い肌をしている者が多いが、人間と同じ肌色を装う者もいる。体構造は分析の結果、植物と同様とされ、動物にみられる骨格や脳などの器官はなく、炭酸同化作用(=光合成)、皮膚呼吸、葉緑素などが確認されており、別の生物と理解されている。そのため、脳がないにもかかわらず人間同様の思考ができ、心があるという点に関しては謎である。またアニメ24話では、死臭を感知してトカーガ人の死体に気づくといった描写から嗅覚があることも判明している。 その体構造から人間のような血液が流れていることはありえず、人間の血液に相当する体液の成分は植物の樹液に近いことが明らかになっており、アニメの第24話ではマゾーン艦隊から脱走した際に負傷した看護婦のルシアが、終盤の41話にて女王ラフレシアの側近・クレオは負傷した際に青い体液を流している。だが、一族の命運をかけハーロックと決闘に及んだラフレシアは彼に重力サーベルで斬られた際、人間同様に赤い血を流している。 女性の姿をしていることについては、ハーロックは擬態と推測している。また地球には、地上の潜入部隊も多数存在する。彼らは普段、森林の樹木や海草などと同化しているが地球に投下したペナントの復活信号などを感知すると分離し、活動が活発になる。植物同様の体構造やもともと暮らしていた母星の環境(詳細は後述)からか寒さには弱く、雪が降ると同化していた樹木に戻っていくが水を与えれば元気付く。 銃などで撃たれたり、重力サーベルで斬られたりすると「紙のように」青く発火して燃死し、アニメでは殆どのマゾーンがそうなるが、原作の終盤でヤッタランが殺傷した海賊島の内部に進入したマゾーン2体やラフレシアの指示なしでアルカディア号を攻撃して処刑されたマゾーンの上級士官のように焼死しない者もいる。
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