おおまち‐さんがくはくぶつかん〔おほまち‐〕【大町山岳博物館】
大町山岳博物館
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/15 06:19 UTC 版)
![]() Omachi Alpine Museum |
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施設情報 | |
正式名称 | 市立大町山岳博物館[1] |
専門分野 | 山岳資料 |
事業主体 | 大町市 |
管理運営 | 大町市教育委員会 |
開館 | 1951年11月1日 |
所在地 | 〒398-0002 長野県大町市大町8056-1 |
位置 | 北緯36度30分18.9秒 東経137度52分14秒 / 北緯36.505250度 東経137.87056度座標: 北緯36度30分18.9秒 東経137度52分14秒 / 北緯36.505250度 東経137.87056度 |
外部リンク | http://www.omachi-sanpaku.com/ |
プロジェクト:GLAM |
大町山岳博物館(おおまちさんがくはくぶつかん)は、長野県大町市にある、山岳に関する資料を扱った市立博物館。愛称は「山博(さんぱく)」。日本ではじめての山岳をテーマとした博物館であり、大町市は山岳文化都市宣言をしている。安曇野アートライン加盟施設。
歴史
1949年(昭和24年)頃、北アルプス山麓にある大町の公民館青年部が博物館設立を構想し、地域住民の支持を得て、1951年(昭和26年)11月1日に開館し、1957年(昭和32年)に高瀬川の旧河岸段丘上の現在地に移転した。
2025年(令和7年)、博物館館長が逮捕、起訴されたが、これは館長就任以前の容疑によるものである[2][3]。
展示
北アルプスを中心とした登山、スキー、歴史、民俗、考古学、地学、気象、動物、植物の9部門に分けて展示されている。
北アルプスの自然については、フォッサマグナの解説や鉱物の展示、生息する植物や動物についてジオラマや剥製などで紹介している。登山の歴史については、その先覚者や登山技術について解説や、天幕模型や登山用具などが展示されている。エベレストの地形の模型がある。スキーや雪具の変遷図などもある。
付属園(動植物園)ではニホンカモシカやライチョウ、コマクサといった動植物が飼育・栽培されている[4]。
その他
- 喫茶こまくさにて、おみやげや書籍の販売、軽食の喫茶ができる(冬季はお休み)。
- 機関誌 『山と博物館』 1956年創刊(創刊時の誌名は『やまと博物館』)
- 再編集発行 『北アルプス博物誌』 1972年 全3巻「歴史・民俗」「植物・地学」「動物・自然保護」 編者 大町山岳博物館 発行所 信濃路 発売元 社団法人農村漁村文化協会
- 再編集発行 『新・北アルプス博物誌』 2001年 編者 大町山岳博物館 発行所 信濃毎日新聞社 ISBN 4-7840-9906-9
利用情報
- 開館時間:9:00 - 17:00
- 休館日:月曜日、祝日の翌日、年末年始。7月・8月は無休。
- 入館料金:大人400円、高校生300円、小・中学生200円。団体は各50円割引。
アクセス
脚注
- ^ 市立大町山岳博物館条例
- ^ “照明設備工事の入札巡り、業者に金額漏洩した疑い 長野県大町市の山岳博物館長を逮捕”. 中日新聞 (2025年5月22日). 2025年6月15日閲覧。
- ^ “長野の大町山岳博物館館長を起訴 入札妨害罪で長野地検”. 産経新聞 (2025年6月11日). 2025年6月15日閲覧。
- ^ “付属園”. 大町山岳博物館. 2022年1月21日閲覧。
参考文献
- 「信州の博物館」朝日新聞長野支局、1983年
- 千葉彬司 著「北アルプス動物物語 山岳博物館長とウンコロジーと」 山と渓谷社、1993年
- 大町山岳博物館 編「新・北アルプス博物誌」信濃毎日新聞社、2001年
外部リンク
- 大町山岳博物館のページへのリンク