大学・実業団所属選手
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 08:41 UTC 版)
「シャカリキ!」の記事における「大学・実業団所属選手」の解説
柘植たつや(つげ たつや) 日の本大学自転車部主将で、亀高自転車部OB。普段の生活全てを自転車に関連付け、レースにおいては「電算機(コンピュータ)」の異名を取る戦略家で、前年の国体ロードレース準優勝、ツール・ド・おきなわ4位入賞という実績を誇る。自転車はエディ・メルクス。 高校時代に由多監督の目に留まらなかったこと、そしてテルたちが由多監督に目をかけられていることに内心で嫉妬を見せるが、日の本大・亀高の合同合宿では、由多監督の依頼でテルの欠点を指摘し、的確な練習メニューを用意するなど、彼らに成長するきっかけを与える。惚れっぽく、作中では輝の姉や桜に惚れ、彼女らに対して不器用なモーションをかけている。ツール・ド・おきなわではコンスタントな走りで3位に入賞するが、テルとユタの戦いにすべての人の目が奪われてしまった結果、人々の眼中に全く入らずに終わる。 星カオル(ほし かおる) 実業団チーム・丹羽工業のエース。25歳。昨年のツール・ド・おきなわで3位に入った実力者だが、ツール・ド・おきなわで牧瀬と一緒にテルに一蹴される。表には出さないが、酒巻への憧れは強い。 牧瀬健太郎(まきせ けんたろう) 実業団チームの帝都舗道に所属するロードレーサー。22歳。日本でもトップクラスに入る実力の持ち主とされる。酒巻の後輩で、愛称は「マッキー」。 酒巻の「皇帝」の異名に対して「貴公子」(プリンス)と評される。石渡山市民ロードレースにおいて、亀高自転車部の意図せぬ連携によって鳩村に敗れており、ツール・ド・おきなわでは高校生勢に対しても対抗心を燃やす。自転車はコルナゴ。 酒巻玲於奈(さかまき れおな) 実業団チームの帝都舗道に所属し、日本ロードレース界において「皇帝(カイザー)」と称される日本屈指の実力を持つロードレーサー。30歳。自転車は牧瀬と同じくコルナゴ。前年のツール・ド・おきなわ優勝者で、ハリスやテル、ユタ、鳩村たち次世代のロードレーサーが乗り越えるべき「壁」として立ちはだかる。 海外のレースで名を上げ、海外のプロチームからのオファーまであと一歩と言う所まで上り詰めながら、あるレースで情報不足と判断ミスによって勝利を逃した結果プロ入りを果たせず帰国した苦い過去を持つ。現在も「オレは皇帝(カイザー)ではなく挑戦者(チャレンジャー)だ」と言い切り、日本最強の地位に安住することなく世界を目指すひとりのレーサーである。 ツール・ド・おきなわのスタート直後は高校生たちの実力をあからさまに軽視するが、レース中盤、彼らによって引っ掻き回されてペースを乱す。最後は自分の意地と誇りを懸けてテルに坂道でのダンシング勝負を挑むがこれに敗れて途中リタイア、現役引退を決意する。その後、亀高を退学するテルを指導者として導くために帝都舗道にスカウトするが、それを拒否するテルにヨーロッパを見出してスカウトを断念。帝都舗道が用意したテルの契約金を使ってヨーロッパのレースで山岳地帯を走るクライマーたちの写真を彼に贈り、残りの金でヨーロッパ行きの飛行機のチケットを手配する。
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