執筆言語とは? わかりやすく解説

執筆言語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/10 13:44 UTC 版)

ヘンリック・イプセン」の記事における「執筆言語」の解説

イプセンの執筆言語は「ノルウェー語」、「デンマーク語」、「デンマーク・ノルウェー語」、「ブークモール」、「リクスモール」などと言われる場合があるが、これは19世紀までノルウェーでは宗主国言語であるデンマーク語書き言葉として使用されていたためである。言語学者のクヌート・クヌーツェンは19世紀後半書き言葉徐々にノルウェー化することを提唱し、この言語はやがてリクスモール、のちにブークモール呼ばれるようになったイプセンはこのデンマーク語ノルウェー式に変化しつつある時代リクスモール(のちのブークモール)で著作執筆していた。21世紀使用されているノルウェー語とは大きく異なるため、ノルウェー上演を行う時も戯曲テクスト現代観客にわかるよう変更する必要がある場合が多い。

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執筆言語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 08:02 UTC 版)

マタイによる福音書」の記事における「執筆言語」の解説

マタイ福音書は、すべてがギリシャ語書かれているわけでなく、マタイ福音書5章22節で、"raca" というアラム語ギリシャ語翻訳しないで、アラム語発音そのままギリシャ語音写している。(ちなみに、他にも「エリエリラマ、サバクタニ」というイエス言葉音写である。)新約学者のO.クルマンは、ここからマタイアラム語通じ相手語っているとしている。。 『マタイ福音』については、元々何語で書かれていたのかが最も議論となる問題で、伝承では最初アラム語書かれギリシャ語へと翻訳されたとされている。しかし、『マタイによる福音書』アラム語書かれたなら、シリアなどでは他にもよく読まれた『ヘブライ人福音書』などがあったにもかかわらず『マタイによる福音書』だけがすぐに西方受け入れられており、またギリシャ語の古い版を見ても、翻訳らしいことがわかる部分はほとんど見つけられていないいまだにアラム語『マタイによる福音書』発見されていないマタイユダヤ人対象として福音書書いたとはいえ福音書書かれたころにはヘレニズム世界に住むユダヤ人多くにとって、もっともなじみ深い言葉ギリシャ語であり、特にエジプトアレクサンドリアユダヤ人共同体世界最大規模であった例外エルサレムであり、そこではさまざまな文化的背景を持つユダヤ人たちが暮らしアラム語共通語となっていたと考えられるユダヤ人対象に書くにしろ、あえてアラム語で書く積極的な理由を見つけることは難しい。そう考えると初めからギリシャ語書かれたというほうがつじつまがあうこのような論理展開から出たオリジナルギリシャ語」という結論に対して別の角度からの反論もある。それは各福音書成立の過程を「二資料説」から離れて再検討しようという考え方である。それによれば「二資料説」の考え方とは逆にマタイ福音』が初めにかかれ、マルコがそこから引用したとする。すなわち、『マタイ福音』はもともとアラム語書かれたが、『マルコ福音書』の成立後ギリシャ語訳され、その過程で『マルコ福音書』が参考にされたという説である。『マタイ福音書』全1071節のうち、387節のみが独自のもので、130節が『マルコ福音書』と共通であり、184節が『ルカ福音書』と共通している。

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